PyCon mini Shizuoka 2024 continue 参加レポート :スタッフとして参加しました

PyCon mini Shizuoka 2024 continue 参加レポート :スタッフとして参加しました


少し前になりましたが、PyCon mini Shizuoka 2024 continueの開催も無事に終了し、所々残タスクも残すところあと僅かになってきましたので、振り返りです。

2024年8月の夏での開催が延期になり、そこからさらに半年。合わせると実に1年の準備期間。結果的には2回イベントをやったような感覚です。

PyCon mini Shizuokaでは初めての現地リアル開催でしたが、準備で苦労したところはやはり会場でした。2024も2024 continueでも会場探しから始まり、色々と制約や延期のトラブル、そして様々なサポートを頂きまして今回がありました。そちらも紹介できたらと思います。

私自身の参加レポートは本業の技術ブログで書いていますので、そちらも見てもらえたらと思います。

会場とのやり取りとイベント中止保険

今回は静岡市、というか静岡駅周辺でやろうということになりました。そして資金も最低限となるので行政施設をメインに探していました。残念ながら2024年8月の開催は、会場の都合で中止となり、会場費も条件としては戻ることが無くて、マイナス状態からの再スタートでした。

(こちらも良い会場でしたが、泣く泣く諦め)

2024 continueでは、静岡市コ・クリエーションスペース(通称コクリ)様にお世話になりました。こちらは静岡駅からも近く、会場の広さも十分で何よりも条件に合致すれば無料利用可能なのが助かりました。資金乏しい中では一番大きかった話です。これも友人の紹介で知ることができました。とっても感謝。

静岡市 コ・クリエーションスペース

コクリのコミュニティマネージャーの方もとても良い方で、イベントの趣旨から利用方法、機材含めて、色々と相談に乗っていただきました。スムーズに会場が利用できたのは、この方々のおかげでとても感謝です。(残念ながら、2025年度からは運営の方が変わってしましました。またどこかでこ゚縁があればと思ってます)


2025年2月では、流石に台風はないにしろ、別のトラブルは当然ありえます。ここではありがたいことに、資金でも支援いただいた一般社団法人PyCon JP Association様に相談の上、イベント中止保険を利用することにしました。これは、イベントが中止になった場合に、会場費などの損失をカバーしてくれる保険です。

こちらも主にPyCon JPと保険会社の方ともやり取りしながら、進めていきました。今回は特殊な事情もありました(開催延期の会計は当然保証外なので2つのイベントとしてきれいに分ける必要がある)が、予算をある程度作って管理できていれば、書類作成の手間は少なく済みました。それでもやり取りにはそれなりの時間がかかってしまうので、保険関係は資料作成の時間が出せるかが重要と感じます。

資金集め

参加者が無料での開催も、より来てもらいやすい機会を作るための一貫です。しかしもちろん資金がないと開催できないので、資金集めも進めていました。

知人経由や友人、そしてPyCon JPの方にもありがたいことに協力いただきました。タイミングが合わず残念な企業スポンサーもありましたが、PyCon mini Shizuokaの趣旨に賛同していただけたことが大きいです。

今回は、PSF(Python Software Foundation)からの助成金で支援もいただきました。PSFは地域イベントを支援するための助成金を出しており、PyCon mini Shizuokaもその対象になりました。やり取りや2024の延期のときにもご丁寧に対応いただけて助かりました。

これにより、会場費や運営費用の一部を賄うことができました。ドル建ての支援なので為替の影響もありましたが、時期的にも良いタイミングでしたね。

当日の様子

本イベントの様子はPyCon JP Blogに掲載していますので、そちらを見てもらえたらと思います。

前日はキーノート清水川さんと前日打ち合わせ(そして決起集会)→野良前夜祭にちょっと参加→さわやかでスタッフと夕飯でした。

前日から仕上がってきました。当日は1日仕事だからちょうどよいですね。さわやかも美味しい。

当日、静岡は快晴でした。実は名古屋は雪が振っていたので名古屋方面の方が参加できるか怪しかったです。ここでも天候に泣かされるところでした(が無事に皆さん到着でした)

スタッフTシャツ。こちらもギリギリで作りましたがやっぱり作って良かった。モチベバク上がり。名札もきれいに準備できました。

お借りした会場にPyCon mini Shizuokaの名称。ついに開催なんですね。

名札もきれいに準備できました。名札のデザインは、PyCon mini Shizuokaのロゴを使っており、シンプルでありながらも印象的なデザインになっています。

PyCon mini Shizuokaになにやらおでんの被り物で参加!2021のときも実はある被り物で参加のスタッフ!

そして参加者をお出迎え。

キーノートあとのパネルディスカッション。私がファシリを行いましたが、まだまだだなーとここだけ個人的に大反省。キーノートの清水川さん、パネラーの皆様、ありがとうございました。

スタッフの昼食。2024のときもでしたが、軽食として選べるようにしてみんな同じだったのが面白かった。お菓子も持ち寄ったりおみやげを頂いたり、まじでアットホームな雰囲気でした。

イベント終了までスタッフとしては駆け抜けた感じでした。あっという間だったー。

最後の片付け。会場の方々にもお手伝いいただきました。イベントの終わりあとを見るのがやっぱり好きです。


コアスタッフ+当日スタッフで迎えた当日は、所々トラブルはあったと思いますが、大きなトラブルもなく無事に開催できました。

スタッフの動き方についてはPyCon mini 東海のスタッフの方々にもスタッフ運用で相談させてもらったり、資料を提供いただいたり、スペシャルサンクス枠はちゃんと作っておけばよかったなーと今ちょっと後悔。改めてPyCon mini 東海の皆様ありがとうございます。

参加者の方々も楽しんでいただけたようで良かったです。それしかないのですが、やはり参加者の笑顔が一番嬉しいです。地元の方や、遠方からの参加者の方々もいらっしゃいました。PyCon JP 2025座長のにしもとさんも来てくれたのは嬉しかったです。

PyCon JP Blog: PyCon JP 2025は来年9月に広島での開催が決定!座長は西本卓也さん!

静岡Developersでお会いしていた方々にも参加いただけたのも嬉しかったです。私の地元の富士市から知人も参加してくれました(結構びっくりでした)

懇親会、当日話ができなかったかたとも話せたりして良い時間でした。二次会はおでん美味しい居酒屋でしたが、もう全員よくわからなくなってたので写真はなしです!

次の日のWCBツアー

PyCon mini Shizuokaの翌日に開催した、用宗にあるWest Coast Brewing(WCB)のビール醸造所の見学ツアー。こちらは希望者のみでしたが、あっという間に埋まってました。この拠点はホテルもあって部屋でビールサーバーがあるので、ビール好きにはたまらないスポット。いつか泊まりたい。

West Coast Brewing

私はお隣りにある温泉入ってました!用宗は良いスポットなので、次回も企画したいですね。

振り返り会開催しました

1ヶ月後ぐらいに振り返り会も開催。Fun Done Learnという振り返り方法を使っていました。こちらはFun(楽しかった)、Done(できたこと)、Learn(学び)を3つの軸で振り返る方法です。

KPTよりポジティブに振り返れると思いまして、やってみて楽しかったですね。付箋もりもりです。振り返り会が楽しいと感じる事ができるのも、改めて良いイベントだったなと思います。

振り返り会のあとに改めてスタッフ打ち上げ。今更ですが静岡はクラフトビール頑張ってるところなので、静岡に来たらぜひ飲んでほしいですね。

闇鍋ではなく闇フィッシュアンドチップス。※もちろんちゃんと食べられますw

会計報告を作る

会計については私が主に担当しました。会計はやはり担当者がいたほうが良くて、必要な物品やイベントを良くするための支出を考えることができました。

オンラインだった2020年のときにもやっていましたが、PayPalの手数料管理が割と抜けてしまうので注意が必要です。決済時の取引手数料は引かれる金額のみで計算しますが、返金手数料はどう計算するかがいまいちややこしかったりします。

ざっくりいうと取引手数料の変動+固定手数料あって、返金時に取引手数料の変動分は帰ってきて、固定分は帰ってこないです。(これもPayPal側で明言された言葉じゃないので、正確な計算なのかがわかってないです...)

Paypalのレポートから手数利用金額を差し引いたりするのが割とややこしいので、あらかじめ計算した上で動くと良いと思います。このノウハウだけどこかでまとめておきたいですね...

(苦しんでやっている様子)

終わりに

現地開催初回を終えて、改めてやってよかったなーと感じます。

テック系地域カンファレンス、ボランティアなイベント、地域の方々と一緒にやることの良さもあるし、何より参加者が良かった、楽しかったといっていただけるのが一番嬉しいです。開催ができたことが何よりの感謝です。

次回も同じ時期と思ってます。また開催できるように、PyCon mini Shizuokaのスタッフとしても頑張っていきます。


最後に、サポートやスタッフ募集のお知らせです。

サポートもぜひ募集です。 スポンサープランの整備もまたこれから進めていきます。地元企業、支援者の方にも良い機会になるようなイベントを目指していきます。ぜひお声がけお願いします!

メールアドレスにてご連絡いただけましたら助かります(フォーム作成も検討中🙏): shizuoka_at_pycon.jp

こういったボランティアイベントは、関わるスタッフ皆さんが少ない時間を出しながらそれでも、開催するぞという想いがあって成り立ってます。 ぜひ、PyCon mini Shizuokaのスタッフとしても参加してみませんか?興味がある方は、ぜひお声がけください。私たちと一緒に、地域のPythonコミュニティを盛り上げていきましょう!

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