祖母が年末年始入院していた話

注意: この記事は医療に関する情報がありますが、著者自身は専門家ではありません。必要であれば専門家へのご相談ください。


2021年始はじめての更新は年末年始大変だった話です。本業も多忙すぎてアレだったし、他にも色々やってましたが、どちらかというと祖母が入院して色々と大変でした話です。

あんまり詳しい話はしませんが、経験したことを残しておこうと思います。

新型コロナ禍の入院は大変しんどい

入院した理由は体調不良でした。検査や経過を見るために長めの入院となったのですが、まず新型コロナウィルスのこの状況下で入院となったのが結構きつい状況でした。

去年の12月からですが、その頃はちょうど地元でも新型コロナウィルス感染症の流行が出てしまってる状態で、病院方面のクラスターも出ていたので今回お世話になっていた病院でも緊張感を感じられる体制がとられていました

(今思うと当然の対応で理解しているつもりですが、個人的には想像以上にしんどかった)

  • 感染対策は当たり前。体調確認、消毒、体温チェック
  • 基本的に面会禁止。友達や親戚はもちろん見舞いできず(お見舞いの食べ物とかお花とかも断り)
  • 家族1日1人十数分程度しかできない: 高齢者入院時にはかなり辛さを感じました。
  • 医療従事者みなさんも流石にしんどそうで、緊張感がある程度感じ取れるので家族側も不安になる

やはり1日家族1人短時間なのが辛かったです。両親が主に面会にいき、私自身も送り迎えしながら、たまに(許可してもらっていた)ビデオ通話でも話をしていましたが、それでも短い。ゆっくり落ち着いて話をする暇がなく、色々と入院中の様子を確認したり、看護師さんと話をするのでとても忙しい。見舞いに来ているはずなのに逆に祖母へ負担かけちゃってるような気もしました。

病院内はある意味で安全ではありますが(水際対策は上の通り。入院患者はPCR検査を行います)、入院患者家族の面会は病院としては一番注意しなければいけないはずです。この状況下では致し方がない方法だったと思います。

医療従事者みなさんは、今も過酷な中で日々取り組まれてます。一般人としても新型コロナ禍の現状を感じられる経験になりました。

中心静脈栄養

祖母の現状を書くことはしませんが、結果的に中心静脈栄養で在宅介護をすることになりました。これは治療の経緯もあるのですが、実家の家族とも悩んだ結果となりました。上に書いた入院時の経験からして、祖母にとっても家に帰るのがベストではないかと考えた結果です。

中心静脈栄養は、食事などで腸から栄養を取れない時(病状や、医師がリスクを判断、手術などで腸が使えないなど)に行う処置で、心臓近くの静脈に通したカテーテルを外へ出して点滴で栄養を入れます。

中心静脈栄養(TPN) | 輸液と栄養 | 大塚製薬工場

色々とネットで調べてみると、最近では皮下に専用のポートを埋め込んであって、そこから点滴の管と接続(点滴針のようなものをさしてつなぎます)することができて、患者の負荷を下げることができるそうです。お風呂も入ることが可能になります。

また小型のポンプ(充電池で1日稼働もできる)を使って点滴を行うこともできるので移動もできます。車椅子での散歩なんかもできるそうです(旅行は別の問題があるので相談必要)

在宅介護なので訪問医療や訪問介護のお世話になりつつ、点滴自体は家族もある程度扱いを知っておく必要があるのですでに家族で練習していて、これから日々扱います。

慣れるまでちょっとかかりそうな気がする。やってることは理解しているけど、本当に大丈夫なのかで不安が大きくて困る。などなど。

介護支援をはじめて受ける

地元では「地域包括支援センター」という介護相談しやすい体制が整っていて、そちらでも相談していました。

というのも入院する前に、そろそろ介護サービスを受けた方がいいと実家でも話題に上がっていたのであらかじめ相談してました。介護サービスを受ける上での注意点や、状況整理をしてもらえて、どんなことができるかの確認だけでも学びもあって助かりました。

【はじめての方へ】地域包括支援センターとは?その役割と賢い活用法|LIFULL介護(旧HOME'S介護)

地元富士市の相談窓口(地域の近いところに相談がオススメだったはず): 富士市内の地域包括支援センター | 静岡県富士市

入院後退院となった時に同系列の介護施設とケアマネージャーの連携してもらい、計画など作ってもらった上で訪問医療や介護サービスを受けることになりました。

支援側の方に言っていただいたこととしては、家族の協力が重要であるけど家族だけでは折れてしまうので、支援者側と連携して取り組みましょうということでした。(ただ初日的なものから両親飛ばしまくってるので、どこまで持つか心配ではある)

まとめ

まずこの期間は医療従事者の方にはお世話になりっぱなしでした。介護支援のみなさんにはまだまだお世話になりますが、この状況下でも丁寧に対応していただき親身に相談に乗っていただけてることには感謝しかないです。

ということで、祖母は少し前に退院して家に帰ってきているので、幾分か実家の両親や私自身もホッとしてます。また経験がない介護にも(手伝いレベルながらも)やっていくので不安もありますが、当面はやることを覚えるところからです。

今後は祖母が穏やかに日々過ごせたら良いし、できるだけ自分もよく顔を見せて、できるだけ相手させてもらいたいものです。

参考

高齢者介護は社会問題でもあるので情報はいくらでもあります。

ググれば論文が出てくるような状況でもあって、普通に調べると判断は難しいはずです。まずは公的に受けられる専門家への相談が大事だと思います。

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