静岡県の新型コロナ対策サイトに参加していた時の話

※念のためのアナウンスですが、この記事は私個人の見解です。

懐かしい話です。静岡県と私の地元の富士市の新型コロナウイルス感染症の対策サイト(以下、新型コロナ対策サイト)の話しを振り返ってみようと思います。

私の関わり方は主にオープンデータを対策サイト向けのjsonデータへの変換スクリプトを作成して運用してました。

※この記事の公開時点で、2023/5/8に日本が国としての新型コロナ感染症の位置付けを感染症基準の5類に切り替わってます。

※各地域の行政が行なっていた、毎日の感染者数情報の更新は昨年、2022/9/26をもって終了し、新型コロナ対策サイトも更新終了をアナウンスしました。

発生届の限定化に伴う公表内容の変更|静岡県公式ホームページ

実はこの話、終わった後にすぐに記事にしてお疲れ様でしたー!としたかったものの、個人的にあんまり消化できない感情もあって少し寝かせてまして、いつの間にか1年立ちそうになっていたので重い腰を上げる形です。どうあるべきだったかを考えたかったのもありまして。

初めから終わりまで振り返り

時系列に順番で挙げるとこんな感じでした。

  • もともと新型コロナで支援が必要な方向けの情報サービスとしてvs-covidの静岡県版をやっていた中で、対策サイトの話が上がり、静岡県の対策サイトを作ることになった
  • 有志(静岡のCode for 関連の方々)で集まり、東京都の対策サイトをフォーク、静岡県がオープンデータの対応を行い、サイトが作成、公開される
  • オープンデータ生成を、自動的に行えるようなスクリプトを作成(私が担当)
  • データのフォーマットが行政依頼で追加や変更依頼を受けたりもしました
  • その後、富士市の対策サイトも作成する
  • 行政の新型コロナに関するニュース記事の一覧も見られるようにする
  • 対策サイト重くなりまくる問題の解決に苦労する
  • 国の対応変更もあって、お役御免となりシャットダウンを行いました

色々あったけど、その流れの多くは実はSlackで展開されていたりして、もうアクセスできない(無料プランだったので)ので、覚えている範囲にとどめてます。

より詳しい内容は、GitHubのissueを見てもらった方が早いかもです。openされているissueはまだまだやりたかったことがたくさん入ってますね。もっと市民に対して良いものをというのは、やっぱりあったのかなと思います。

https://github.com/aktnk/covid19/issues

とはいえ、立ち上げて運用までの2年弱ボランティアで展開されていたのってすごくないですか?静岡のシビックテックコミュニティの有志で集まり、日々あーでもないこーでもないを繰り広げられていたのは、とても楽しかったし、やりがいも、刺激にもなってました。

※静岡県内では、政令指定都市の静岡市と浜松市が独自に新型コロナ対策サイトを運用されていまして、こちらも地域のエンジニアの方が協力されていたようでした。

終了した後に思うこと

いろいろありましたが2年かけて試行錯誤し続けた対策サイトは無事にシャットダウンしました。サイト自体は現在も観れるのですが、更新は終えています。

試行錯誤し続けて感じたことといえば

  • このプロジェクトに終えるところまで、有志として参加できたことがまずよかった
  • 静岡県でシビックテックの活動としてもプロジェクトが始まり終えることができたことは意義があったと思う
  • 各方面にもっとコミュニケーションをするべきだった

私としては、公に利用してもらうサービスって実はほとんど経験なかったので、その辺りの経験もできたのはよかったです。(今頃そうだやってたんだなーと不思議な気分ですw)

特に心残りなのは、データ更新の担当の方(保健関係の部署の方)とコミュニケーションがほとんど取れなかったことでした。実際のところはメールでのやり取りをしていましたが、ボランティアプロジェクトゆえ、誰しもすぐにやり取りができるわけもないです。そんな中で行政側として対応してほしいと言われるのは流石に厳しいなと感じたり。

これはどうしていけばいいかはまだ考えられてはないです。行政にとって重要性があるのであれば、行政主導でやる必要はあります。対策サイトオープンデータという公の情報源を利用するので、本来であれば自由に作ることはできます。ただ東京都をなぞっていたことを考えると、行政主導のプロジェクトとして考えても良かったものかもしれません。

コロナ禍の流れが日々変わっていく中で、うまくまとまることができずその中途半端さがあったのかなと思います。

それゆえに苦しみも出てくるものですが、それが嫌だったわけではないです。むしろ行政との対話をしたらまた違った見え方もあるわけです。その点からしても暗中模索の中でのプロジェクトだったと思います。

また、対話は多方面ともいえます。対策サイトを制作運用されている他地域の方々とももっとやりとりしても良かったかもしれませんし、利用をするはずの市民に対して話ができるタイミングがあっても良かったかもしれません。

どんなサービスでもそうですが、利用者の声を聞くこと、対話の大事さがあるものです。そこは大きな学びです。

お休みしてます

実はシャットダウンした後からはシビックテック活動全般、特に情報収集自体もほとんどやることをお休みしてます。趣味よりで地元の5374のサイト(fuji.5374.jp)を運用していましたが、今そちらの更新も止めています。

5374は自分にとってもインフラだったのもあって、そろそろ更新してちゃんと使えるようにしたい(icalファイルの生成もできるので)のですが、単純とはいえある程度手を使う作業でもあるし、感情としてネガティブな状態だとその作業すらできないこともわかりました。

(富士市といいますか、ごみの情報はできれば機械可読性のあるデータを使いたいのですが、現状そういうものがないので、手を動かすこと前提なのも問題ですよね)

まあでもボランティアです。趣味でもある活動を一旦止める、やめてしまうというのも一つの選択肢ではあります。

無理してやるよりは、またやりたいなーと思ったタイミングで復活させる。復活しなかったとしても経験は残るものと思ってます。

終わりに

改めて、静岡県で対策サイトに関わった、エンジニアや行政の皆様、東京都の対策サイトのチーム皆様、全国で対策サイトを作成されていた方々、お疲れ様でした! (本当はラップアップ会をやりたかったなーと思ってます🍻!)

そして対策サイトを利用してくださった皆様、ありがとうございました!

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