[PR]hAP ACとhEXの回線速度の性能比較を行ってみました: hAP ac レビュー2

前置き

株式会社ライフシード様から提供頂きました、Routerboard hAP acのレビュー記事となります。

hAP ac 【RouterBoard】無線LANルーター | 株式会社ライフシード

前回では、hAP ACをお借りしまして簡単なレビューをお届けしました。今回は性能比較テストを行ってみました。比較対象はRuterboard hEX RB750Gr3となります。

一般的にインターネット回線で利用することが多いと思いますので、2つのスピードテストサイト/アプリを使って測定比較をしています。

また一般的に使われるIPv4 PPPoEと、最近話題になりつつある IPv6 IPoE DS-Lite環境も比較しています。DS-Liteはフレッツ光環境で工事をほぼしなくても導入できる手軽さがあるので、今後導入を検討されている方の参考にもなればと思います。

テスト概要

テストの概要です。

  • 環境を合わせるために測定時のクライアントは測定機器のみ
  • 設定はほぼ同じ(InterfaceやIPアドレスの違い以外はなし)
  • 測定時機材
  • MacBook Pro 2016
  • Inateck - Inateck 3ポートUSB3.0 + 1ポートRJ45 USBハブ
  • 利用回線
  • IPv4: IIJmio FiberAccess/NF PPPoE
  • DS-Lite: IIJmio FiberAccess/NF IPv6 IPoEにて利用
  • Netflix, Speedtest.netを利用
  • Speedtest.netの接続先はTokyo/OPEN Project (via 20G SINET)
  • 測定日は 2018/2/18 日曜日の朝方(AM8:00~9:00付近)
  • 測定回数は5回, グラフは平均値を採用
[3ポートUSB 3.0+1ポートRJ45]Inateck USB3.0 3ポートUSBハブ + LANアダプター 10/100/1000BASE-T ギガビットイーサネット対応、バスパワー、USB2.0/1.1にも互換性あり MacBook Air動作確認済 …
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結果

hAP ac, hEXでの比較をしたいので、グラフではこの2つをセットにした各値のグラフを作っています。

Netflix

まずはNetflixのインターネット回線速度測定サイトのfast.comの結果です。こちらは単純な速度が出て来るので、便宜上Downにしています。

IPv4, DS-Lite共に同じような結果で、hEXのほうが速度は早くなりました。特にhAP acのDS-Liteは速度が一番低いのですが、これはCPUがhEXよりモデルが低いもののようなので、結果に反映されたと思います。

Speedtest.net

次はSpeedtest.netです。こちらは Down/Up/Ping の三種類の値をそれぞれ分けています。

こちらの結果ですが、IPv4だとそれほど違いがありません。DS-Liteになると差が圧倒的に出ています。Upで402Mbpsだなんて初めてみた(汗) IPv4では、hAP ac,hEXのDown/Up共に200Mbpsを越えています。IPv4で条件が良い環境でしたら、hAPでも十分な速度で接続ができそうです。

DS-Liteでは、hAP ac側では数値が頭打ちになってるように見えます。Upの最大値は一応200を超えたものもありますが、その近辺までが限界のようです。hEXはUpでもUpで400、Downでも200を超えた数値が出ています。

所感, まとめ

hAP ac, hEXそれぞれをIPv4で利用した場合ですが、小規模ベースならhAP単体でも十分なスペックに感じました。Up/Down共に100Mbpsはもちろん、概ね200~300Mbpsあたりの速度が利用できます。これだけ利用できるなら通常なら申し分ないです。

注目点のもう一つはDS-lite利用時の性能だと思いますが、両者の性能差はしっかり出たようです。 やはりhEXのほうが性能は上でしたが、そこまで求めないならhAPを利用しても十分な速度を得られました。

Ping値にあまり言及しませんでしたが、IPv4ではPing値にある程度のばらつきが有りますが、非混雑時なら25~30msあたりです。安定した速度を出したDS-Liteのping値が頑張っても20ms前後なので、NTTの光を使った場合の限界なんだろうと思われる。(静岡方面の終端設備が怪しい?)

まとめですが、Routerboard入門機としてhAP acは最適だと思います。なにせ無線LAN機能がついているので、一部屋で賄うならこれで十分です。より帯域がほしい場合はIPv6方面に手を出したくなると思いますが、その時にはhEXなどの性能が良いCPUが入ったルーターを選ぶと良さそうです。

本記事では無線LAN機能についてはここでは書いていませんが、前回でも軽く言及したものを再度載せておきます。

これは11acのMacbook Pro 2016モデルでの測定結果なので、このクラスの無線LANの規格が使えるならhAP AC単体でも十分満足できます。

おまけ

RouterOSの無線LAN特有の機能

無線LAN関係の機能でRouterboard特有のものを教えていただいたのですが、CAPsMANというものがあるそうです。

CAPsMANはRouterOSが入ったアクセスポイントを統合的に管理するマネージャーらしいです。複数の無線LANアクセスポイントがあるときに便利だそうです。

CAPsMANについて

前回のレビューのコメントで教えていただきましたが、Mikrotikはもともとは無線機器をメインに扱う会社で、公式サイトに行くと日本では見たことがないような機器が沢山有り、屋外やビル間通信で使うような高出力な製品もあります。

そういった製品を管理するマネージャ機能も最初から備わっているので、オフィスや家の中をRouterOSが入った無線APだらけにしたら便利そうですね。(残念ながら普段使いでは扱うことが少なそうな機能だったので、今回は試用はしていません。)

混雑の測定結果

DS-lite普及促進というほどでもありませんが、混雑時のIPv4とDS-liteの比較をしてみました。

単純な性能テストは非混雑時に測定するのが望ましいと考えたので本編では省きましたが、混雑時での性能比較も面白いのでグラフを用意しました。ご参考にしていただければと思います。

netflix

Speedtest.net

やっぱりDS-Lite最高ですね!

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