PyCon JP 2025 オーガナイザーとして参加しました
PyCon JP 2025、今回は主催メンバー/オーガナイザーとして活動してきました。オーガナイザーとしても広島も初めてで、頑張ってきました!!
PyCon JP 2025は2025年9月26日〜28日まで開催された、Pythonの国際カンファレンスです。Day1とDay2はカンファレンス、Day3はスプリントデーで3日間に渡っての開催となりました。
2024年まで都内での開催でしたが、地域開催として初めて広島で開催されました。PyCon JPとしても新しい試みの中、広島コミュニティと都内の方々、様々な方々が関係する中で、更に国際色も感じられるイベントでした。国際カンファレンスでもあるイベントですので、普段の国内イベントとはまた違う空気感がありました。とても良かった。
ということで、この記事では、私がオーガナイザーとして参加した活動内容を中心に、イベントの様子をお伝えします。
なんでオーガナイザー参加したの?
もともとPyCon JPのオーガナイザーは一度やってみたかったからです。都内開催でもよかったのですが、広島という行ったことがない場所に行けるというのが一番のモチベーションでした。(※PyCon JPはボランティア運営のイベントなので、そういうモチベーションって結構大事だったりもします)
PyCon mini Shizuokaという静岡地域のPythonカンファレンスを経験して、こういった地域での小規模なイベントと、さらに規模の大きいイベントを経験するというのも、一つの知見が次回の企画につながるのではと感じたところがありました。
色んな方に誘われていたというのもありましたが、自分のモチベーションと良いタイミングと思い、初オーガナイザーとしての参加となりました。
会場チームとしてやってました
私は会場チームという、会場にまつわる様々な運用や、会場が提供するものをPyCon JPというイベントに対して解釈して定義して、どういう風に使っていくかということを決めたり、調整したりすることが主な役割でした。
今回の会場は広島国際会議場でした。
その中で私は広島国際会議場の運営スタッフさんと直接やりとりさせてもらいながら、イベントの企画から会場の使い方をどのようにできるか、手配できるか、会場に聞いたりすり合わせたりしながら、イベントの開催に向けて準備を進めていきました。
オーガナイザーとして参加できたのはイベント開催の約2ヶ月半前のタイミングでした。すでにイベントとしても様々なことが進んでいる中で参加したので、限られた時間でもありました。
チーム皆さんも初めての方が多い中で、どんなときも手探り感が多かったです。もちろん過去の経験者の方もいらっしゃったので、そういう方々に色々と教えてもらいながら、取り組みました。
会場とやり取りに力を注ぐ
広島国際会議場さんとのやり取りも初めて、しかも広島現地の人ではない、そんな中なので、特に会場がどんなところかを掴むのがとても難しかったのを覚えています。会場の方々も正直、なかなか理解が難しいイベントだったんだろうと思います。更にやり取りしているのが広島県外の人なので、なおさらと思ってます。
会場にどういう部屋があり、どんな機能を持ち、何が出来て何が出来ない、会場としての様々なルールや要件、といった具合に、確認させてもらいながらも、それでも難しい。イメージができることの大事さをすごく感じました。
私たちも会場と「実はこういうことできますか」みたいな話も相談させてもらったりして、本当に開催ギリギリまで詰めていたと思います。付き合っていただいた会場の運営スタッフ、技術スタッフ皆さんにも感謝です。
弾丸旅で下見に行くことに
ただ、あるタイミングでどうしてもイメージするのが難しくなってしまい、その結果、開催1週間前に、日帰りで会場下見も行ってきました。まさかの初上陸が日帰りの弾丸旅です。これは今でも良いネタと思ってますww
実際に交通機関も使ったり、近くを歩いてみたり。(このときに想像以上にインバウンドの観光客の方が多くてびっくりしました。あとバスより路面電車が扱いやすいことも知りました)
会場1Fのカフェで休憩。お菓子の提供は、こちらのカフェも運営するバッケン・モーツアルトさんにお願いしました。広島では知らない人がいない有名な洋菓子店です。
飲食は広島にこだわった
会場チームは提供する飲食の用意も担当しています。参加者に配るランチのお弁当と、ドリンクコーナーのお菓子含め、飲食は全体的に広島らしさ、広島と言ったらこれを食べようみたいなものを、会場チーム皆さんと挙げていきました。
お菓子には広島出身のチームメンバーのおすすめを入れたり、お弁当提供の業者さんに相談しながら今の旬を教えてもらったり(今の時季では、牡蠣より穴子なんだそうです。宮島の穴子が有名なのもここで初めて知った)色々と相談しながら決めていきました。
(下見のときに、提供するお弁当がたまたま駅前で買えたので実際に食べていた様子)
誰でもイメージできるようにする
他のイベントでも取り組んだことがありますが、会場に何があってどういうことができるか、できる限り全員で共有できるようにすることに注力したいと思ってました。
会場と、それぞれの部屋のレイアウトを詰めさせてもらうときに、会場に何ができるか、何があるのか、というのをちゃんと図面を元にマッピングするという作業をやっていました。今回はGoogleスライドを使っています。このマッピング以外にも図面をもとにした、掲示物の配置位置、各所の設定などもまとめています。
作り終えたのは、実はイベント準備日の1日前でしたが、このスライドのおかげでイメージできて助かったという声もいただけました。
自分も頭の中で会場の様子をイメージしながら作りました。もちろん当日会場で何回か移動しないとわからないこと、後から見直したらその時のイメージした使い方では難しいこと、などもありました。でも結果的にはそれほど戸惑うようなことは無く動けていたと思います。
イベント当日の様子
イベントの当日は私は基調講演、オープニング・クロージングも含め、カンファレンスの中身は見るのは難しく。スポンサーさん、スポンサーブースやその他のコンテンツもほとんど見ずに過ごしていました。
というのも会場で起こること、参加者誘導、会場運営スタッフさんへの相談やトラブル対応、ひたすらそういった連絡や調整対応を延々とやっていました。
いろんな場所を往復していました。ひたすら歩いて立ち止まることもあまりなかったです。後で歩数を見たら、一番多い日は2万歩以上歩いてましたw
(開催後の次の日はさすがに疲れが出て、寝てましたw)
今回のイベントのトークセッションは、収録で動画も公開される予定です。資料も含めて、それぞれのカンファレンスのセッションを元に振り返れるといいなと思っています。
広島堪能した話
イベント開催の合間といっても、観光は流石に難しかったので、食べ物を中心に広島を堪能しました。
Day0の帰りに主催メンバーと食べたお好み焼き。
ホテルの朝食も広島らしいメニューがあったり
お菓子もいただく。延々と歩いているので食べないと倒れそうでした。
Day1のお弁当のお寿司。Day2は下見の帰りに食べたお弁当でした。どちらもうまい。
朝散歩してました。ホテル近くの神社
広島の町並み。路面電車も色んな種類がありました。
そしてここは広島です。平和記念公園周辺でも見たかったものを。
そして、やっぱりお好み焼きを食べてました。
お土産もしっかりと広島です。
まとめ
PyCon JP 2025広島での開催の主催メンバー・オーガナイザーとして活動しました。開催直前の限られた期間、日頃の空いている時間で、ここまでやるのは初めてにしてなかなか攻めた経験だったと思います。
このイベント当日の期間には、広島コミュニティを始め、静岡Pythonのコミュニティ、東海名古屋のコミュニティ、静岡で過去のITイベントでもお会いしていた方、オーガナイザーで活動したおかげで会えた方、様々な方にお会いすることができました。全員ゆっくり話が出来たわけではないですが、それでも交流する場を作ることの意義をすごく感じました。
イベントの開催後に様々な方から「よかったよ!」、「こういう風な工夫が実は感じ取れていた」という方も見られたり、当日の中でも様々な方に「ありがとうございます」とか「お疲れ様です」とか「あなたはすごいね!(海外のオーガナイザー)」と言っていただいたのは、素直に感動でした。
活動してよかったなと思うより、やりきれたという一つの安心感でした。ここで学んだり感じたことを、自分が行う活動に生かしていきます。
私自身がこう思えたのも、主催メンバーみなさんと一緒にやったからこそと思います。改めて座長を始め、様々に関わっていただいた関係皆さま、そして参加者皆様、本当にありがとうございました!!
会場チーム有志で集まった打ち上げは楽しかったー!(広島名物の「がんす」とか、穴子の骨煎餅美味しかったです)
次回も広島で開催ということと、私も次回もこの経験をもとに、今回一緒に活動した方、そして新たに出会う方とお会いできればと思ってます。
また来年、PyCon JP 2026、そして広島でお会いしましょう!!🙋♂️
PyCon JP 2026でも主催メンバー・オーガナイザーは募集される予定です。ぜひ興味がある方がいましたらお声がけください!