PyCon JP 2024へ参加してきました! 大枠な内容は会社のブログにも書いているので、こちらには個人的なトピックや感想を書いていきます。
PyCon JP 2024に参加してきました #pyconjp2024 - 株式会社佐野設計事務所
遠方支援をいただきました
トークスピーカーとしての参加でもありましたが(それは次の話で)、今回はどちらかというとコミュニティ活動としての参加でもありました。なので遠方支援をいただいています。PyCon JPやPyCamp/PyLadiesからの遠方支援は毎年行われています。もっと東京以外からの参加を増えると嬉しいですね。
- PyCon JP Blog: PyCon JP 2024 遠方参加者の支援制度について
- PyCon JP Blog: Python Boot Camp & PyLadies Caravan 遠方参加者支援募集のお知らせ(PyCon JP 2024)
静岡コミュニティとしての参加
Pythonの静岡コミュニティのポスターセッションも行ってきました。九州や宮崎や各地のコミュニティとも交流できる機会になりました。
少し前のPyCon mini Shizuoka(pyconshizu) 2024の台風延期の話もあったので、その話も含めて参加してきました。
- コミュニティのミートアップへ参加
- コミュニティーのポスターセッションへ参加
- PyCon JP Associationsの寺田さんに進められてPyCon JP Assosiationsのミーティングへ参加
pyconshizuの台風の話を皆さんに労ってもらってありがたいです。その話もあり、私たち以外でもコミュニティの活動中に避けられないトラブルがあった場合の対応も色々と相談できればと思いまして、ミーティングでも少し発言させてもらいました。
発言も議事録にも載るそうなので、今後も引き続き色々やりとりしながら良い形になればと願っています。
トークスピーカー登壇してきました
参加時には最近作っている3Dプリンター名刺を持っていきました。この話で結構盛り上がれたのも良かった。近々これについても報告できたらと思います。
今日と明日の #pyconjp2024 では3Dプリンターで作った名刺を持って動いてます〜 気になったら気軽に声かけてください!😆 pic.twitter.com/rge9mczoR1
— Hiroshi Sano (@hrs_sano645) September 27, 2024
トークプロポーザルは落選で待機リストでしたが、10日前に繰り上げでご依頼の連絡となりまして。完全に油断していたので、この反応そのままでその日やべーやべーっていってました。
は??!!!まじか!!!(完全に油断してたwww#pyconjp pic.twitter.com/Ti3z6UBt2e
— Hiroshi Sano (@hrs_sano645) September 17, 2024
こういったイベントで穴が空いてしまうのは開催側としてはとても困ることはわかるので、すぐにご連絡して登壇参加を決めました。
nikkie さんにはだいぶRockと言われましたが、私もそう思いますwとはいえある程度準備があったものでもあるので、資料作成を一からではなかったです。でも流石に練習などは一切していないので、追い込む時間がなくて焦りました。
練習して調整してまた練習して。来週までに間に合うのか… #pyconjp pic.twitter.com/kVdU6whohM
— Hiroshi Sano (@hrs_sano645) September 23, 2024
登壇当日はちゃんと喉を保護してました。
#pyconjp2024 のための喉潤した pic.twitter.com/5BwpEdiazI
— Hiroshi Sano (@hrs_sano645) September 28, 2024
トークの内容はこちらです。
Pythonで3Dモデリングをしてみよう: CadQuery Basic | PyCon JP 2024
スライドやサンプルコードのリンクがあるので、そちらも見てもらえたら嬉しいです。ファミチキのネタもやや受けましたw
トーク終わりました!来ていただいた皆様ありがとうございます🙌#pyconjp2024 https://t.co/aB3h0ReiQd pic.twitter.com/NiUzD8cckI
— Hiroshi Sano (@hrs_sano645) September 28, 2024
ネタで話した ファミチキの話 #pyconjp2024https://t.co/onqluGZlKE
— Hiroshi Sano (@hrs_sano645) September 28, 2024
質問もいただいていたので掲載します。
CadQueryのトーク、昨日の質問1(取り違えてたらすみません)
— Hiroshi Sano (@hrs_sano645) September 29, 2024
Q:ファイルのインポートできる?3Dスキャナのデーター使える?
A:stepファイルのインポートが可能。3Dスキャナでのデーターはやったことがない、ただメッシュデーターをクリーニングしてソリッド化できれば行けるのでは?
質問2
— Hiroshi Sano (@hrs_sano645) September 29, 2024
Q:CadQuery標準エディタがあるが別エディタへの編集機能は今のバージョンでも使える?
A:CQ-Editorのこと。使えるはず(Readmeに言及あり)VSCodeで行った理由は、こちらのほうがセットアップしやすかった、ビューアーが扱いやすい。でも良し悪し判断で利用するといいhttps://t.co/faE9sYapCw
CadQueryというPythonで3Dモデリングを行うライブラリを使ってコースターを作る様子をデモでお伝えしました。初期的な話を長めにしてしまったのでコースターを作る話が最後雑になったのはすみませんでしたが、それでも楽しんでいただけたようで良かったです。
3Dモデリングの話がめっちゃ面白くて
— wat@Pythonブログ (@watlablog) September 28, 2024
後でPythonでやってみようと思った。
3Dプリンタも買った事だし安心して沼れる。#pyconjp
ちょっと嬉しかったのは、使ったイラスト素材が良かった話。より非エンジニアの方向けにもわかりやすくイメージしてもらえるように狙っていて選んでいました(結構好みだったのもありますが)それが伝わっていたので良かったです。
shigureniさんのイラスト使っているの
— いしかず👨💻 (@k_ishii1020) September 28, 2024
とてもハイセンスでよき!#pyconjp2024 #pyconjp_3
(トーク登壇の出番が終わって急激に萎れたので栄養補給してた)
登壇を終えてここからキーノートを聞く体力がないので補給してから #pyconjp2024 pic.twitter.com/B5l65EAUo6
— Hiroshi Sano (@hrs_sano645) September 28, 2024
見てきたトーク
初日スポンサーブース巡ったりので全体的にトーク聴講は少なめ、と思ったけど意外と多かったかも。でもキーノート以外の英語セッションが見られなかったのが残念。
- Keynote (James Powell) | PyCon JP 2024
- 便利なライブラリがあるけど、それを使う時にどういうことを考えるか、という話かな。
- 扱う課題を理解していないとライブラリの扱いなのか、課題側の問題なのかがわからなくなる話を実例を交えて紹介されていました。Pythonはそういう意味では言語としてできることは多岐にわたるので、最初からライブラリ頼みにしすぎないのも大事だと思います。
- 5年分のツケを一気に払った話 | PyCon JP 2024
- 運用していたアプリの環境更新の話。こういう話は対策の話が多いけど、地道に作業をする上での話はなかなかなかったと思います。
- 何よりこのトークが社内の方向けに伝えたいものでもあったのがグッときた。
- Cloudflare Workers in Pythonでサーバーレスアプリケーションを作ろう | PyCon JP 2024
- Cloudflare Workersが気になっていたので。内部はpyodideだったんですね。なるほど🧐
- SQLModel入門 〜クエリと型〜 | PyCon JP 2024
- ORMの話。SQLModelも扱ってみたかったので。説明のHeloモデルがわかりやすかった。
- プロダクションでのPython非同期ユースケース - Trio/Trio-Utilを中心に | PyCon JP 2024
- 非同期処理のTrioの話。
- 福田さん、ギリギリまでスライド作ってたらしいのですが、さすがのトークでした。あとLOVOTの素材がとても可愛い。
- Keynote (石本 敦夫) | PyCon JP 2024
- まさにPythonの日本界隈のレジェンドの話でした。
- 実践structlog | PyCon JP 2024
- 打ち上げで内容聞いてましたw
- structlog良さそう。ちょうど自分もGoogle ChatのBotで非同期タスク処理をやっていて、ログの出力をどうするか悩んでいたので、参考になりました。
思えば非同期の話結構聞いてますね。チャットボットやサーバーレスだと非同期前提になってくるもので、自然とそうなってたかも。会社のプロダクトで扱ってみようと思います(とくにログはすぐにでも使いたい)
そのほか見てきたところ
ブースの企画良かった。いろんなスポンサーブースでお話しできたり、去年そこでお知り合いだった方にまた会えて嬉しかったり。別のコミュニティでもお世話になってる方にばったりお会いしたり。
ブースの内容も各社みなさんこだわってまして、アンケートだけではなくてクイズを出してくれたり、ゲームを用意してくれたり、楽しい企画が多かったです。しかしプログラミングの問題どれも難しいものだらけでした。
PyCon JP Associationsのブース。この日にPSFのメンバーになるともらえたステッカー。
Findyさんのブース。定番なPythonのバージョン何使ってる?アンケートで、去年との対比も面白かった。お守りも仕事場に飾りますw
個人的に同郷出身の方で久々にお会いできてとても嬉しかった。また会いましょう!🙌
クイズ系でツボったものはFlatt Securityさんのブース。YAMLのパースのクイズと事業の説明の繋げ方が面白かったです。
最近使っているStreamlitのブース(有志での参加だったそうです)。ステッカーもらえたのでPCに貼ります。
Streamlit関係で、stliteの@whitphx_jaさんとも少しお話しできた。stliteのロゴステッカーいただきました!最近決まったロゴだそうです。Cool!
NOCチームのネットワーク状況がわかるダッシュボード。トラフィックの捌き方えぐい。クロージングでもあったけど、10Gbps * 3本だったそうです。すげえ。
Python ED(Pythonエンジニア育成推進協会)のブース。蛇ぬいぐるみの大型バージョンインパクトあるしかわいい。
みんなのPython勉強会(Stapy)のどいつまさんからシールもらいました! またStapyも参加しますね。
ENECHANGEさんでもらったもの。ブースの担当の方が実は別のコミュニティでお世話になっている方だったのでびっくり。お話しできて嬉しかったです!
お弁当やおやつもおいしかった。おやつはいろんな地域のもので、うなぎパイがあったので思わず二度見してた。
個人的にグッときたのは、託児施設の充実で、お子さんお持ちの夫婦で参加される方もいたのが良かったです。長いコミュニティの歴史の中でDIの取り組みとしても、今後もさらに良くなっていくと嬉しいですし、手助けできることに協力できたらと思います。
静岡コミュニティでの打ち上げ
Day2の後に静岡コミュニティでの打ち上げもしました。静岡コミュニティのメンバーが集まってくれて、色々と話せて楽しかった。
また来年はもちろん、PyCon mini Shizuokaでもぜひやりましょう!!
(写真はなしですw)