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となります。EaseUS社より提供いただいたTodo Backup Workstation 9.3のレビューです。3回ほどで大雑把ですがアプリケーションの実際の使用感をお伝えできればと思います。
(すみませんこういう話は初めてなのでこんな感じで良かったかな?)
- 第1回目: EaseUS Todo Backup Workstation セットアップ編
- 第2回目: EaseUS Todo Backup Workstation バックアップ編
- 第3回目: EaseUS Todo Backup Workstation リストア編、おまけと感想
バックアップの重要性(を説いてみてます)
最近はスマホが主流でPCで言うバックアップはあまり気にされないことが増えましたが、PCを使う仕事の方は今でもその重要性はわかっていただけると思います。最近はクラウドでデータの同期は楽にできるようになりました。NASも良い製品が出てきましたし、データに関してはそんなに苦労することはありません。
ですがOS自身が破損(誤って壊したり、最近はランサムウェアもありますね)したらどうでしょうか?
自分は3年ぐらい前からメイン環境をMac OS X(今だとmacOSですね)に切り替えました。そのときにTime Machineによる操作を意識しないバックアップ体制には感動して今でも利用しています。
Time MachineはOSそのものをまるまるバックアップしてくれます。そのおかげでOS自身にトラブルが起きても復元機能で元通りにできます。この点はMacならではの安心感があります。Windowsの場合はここまでお手軽かつ楽な復元はまだ実現されていません。
また、一からアプリなどをインストールすると言った環境構築するのはどちらも面倒です。ただMacの場合はMac App StoreやHomebrewなどのパッケージマネージャーを使うことで構築自体はそれほど苦労する事はありません。
Windowsではインストール自体がユーザー操作を求められることも多いので、その時点で面倒です。Win10からはUWP(Universal Windows Platform)アプリとMSアカウントでの同期ができるはずなのですが、まだまだ普及に時間がかかると思われます。
UWPアプリとは? ― 全(=ユニバーサル)Windowsプラットフォーム向けアプリの開発 - Build Insider
まとめると、OSが壊れてしまった時の復元方法は、MacではTime Machineでなんとかなります。Winの場合も幾つかの選択肢があります。
Windowsでのバックアップの選択肢
最近はWindowsもよく扱うようになって、バックアップについて改めて見直していたところです。ちょっと整理してみました。
大まかには以下の選択肢があります。ちょっと分けづらいのですがこんな感じでしょうか。
- Win標準
- Windows 7由来のシステムイメージバックアップ
- Windows 8以降ではファイル履歴が使える
- サードパーティ
- データバックアップ(ファイルベースでバックアップや同期を取る)
- システムイメージのバックアップ
- TimeMachineに近い統合型
- クラウドベース
Win標準だとWindows7から搭載されているイメージバックアップ機能, Windows8から搭載されたファイル履歴機能があります。
ファイル履歴は特定のディレクトリのファイル履歴を作ることが可能です。Windows 10の設定で行えます。ファイル単位でバックアップを取ろうとするとこれは便利な機能で、NAS向けに保存先を選ぶことも可能です。
ただ、ファイル履歴だけではOSそのものの問題には対処できません。
Windows 7時代にあったイメージバックアップ機能は10でも搭載されています。こちらも利用していたことがありまして、設定の面倒さは目立ちますが大抵はこれで賄えると思います。 (最近見直したところ、バックアップ先にNASが選べなかったり、外付けHDDはバックアップを許してくれなかったり謎な挙動があって困っていました)
EaseUS Todo Backupの特徴
今回紹介するEaseUS Todo Backupはシステムイメージ(一応データもですが)のバックアップがメインとなります。今回の試用ではバックアップ, リストアを一通り試してみましたのでその様子を紹介しようと思います。
その前に特徴を上げておきます。このアプリには、Free, Home, Workstation, Server版などとあります。次のURL先にFree版を除く比較表があります。
EaseUS Todo Backup Workstation - シリーズ製品比較一覧表
- UIがシンプル
- バックアップ先はSamba, iscsi, テープデバイスに向けてにも対応
- バックアップの種類は、完全、差分、増分
- ディスク全体, パーティション, ファイル単位のバックアップに対応
- ファイル単位はクラウドストレージにも対応(Dropbox, OneDrive, Google Drive)
- バックアップのスケジュール対応
- バックアップのクリーンアップ対応:過去のバックアップをどのぐらい保持するかを決めることができる
- レスキュー(ブータブル)ディスクはLinuxやWinPEに対応
- バックアップのイメージのマウント対応
- P2Vへの変換機能
今回提供、試用させていただいているのはWorkstation版です。価格としては1ライセンスあたり4980円となっています。また、Homeは商業利用不可能ですが、Workstation版から商業利用可能のようです。
EaseUS Todo Backup Home - シリーズ製品比較一覧表
導入
早速導入してみます。インストーラーは公式よりDL出来ます。無料体験
のトライアル版をDLして後から購入可能です。
ワークステーション用の最高のバックアップソフト - EaseUS Todo Backup Workstation
インストールはインストーラーの指示に従うだけです。すぐに終了します。
次の集中管理用アカウントと言うのは、Todo Backup Centerというサービスで各マシンのバックアップを集中管理するサービスと接続する意味のようです。今回は利用しないのでそのままにして次へ進みます。
起動
インストールが終わるとデスクトップにアイコンが現れるので起動してみます。この後にライセンス認証, レスキューディスクを作成します。
ここで購入したライセンスキーの入力ができます。
レスキュー(ブータブル)ディスク作成
インストールが終わった後は大抵はレスキューディスクを作成します。これはOSが破損して起動しなくなった場合に利用する、緊急用の簡易OS+Todo Backupのリカバリ用アプリケーションがセットになったブート可能なディスクのことです。
このディスクを作成しておくことで、バックアップ先から復元することが楽になります。それ以外の方法だと、一度OSを入れ直してこのアプリをインストールし直すといった方法が考えられますが、面倒な作業になるのでレスキューディスクの作成は最初にやっておくと良いです。
レスキューディスク(以下ブータブルディスク)はLinux版とWinPE版が作成できます。WinPE版はWindowsのインストーラーに近いイメージと同じ環境を利用しているため、操作性はWindowsに似ています。Linux版もGUIの表現もそう変わらないと思われます。
ブータブルディスクの作成は、起動直後に作成を指示されるのでそのまま続けても良いです。
またメインメニューから作成も出来ます。 左側にある ツール
- ブータブルメディアの作成
を選択します。
(ここでは、Linux版を選択していますが、選択し直してWinPE版の作成を試しています。)
こういったWinPE版のリカバリーメディアを作ろうとしたときに、以前では別途WinPEの作成環境を用意する必要がありましたが、最近は自動的にダウンロードして作成してくれるようです。便利な世の中になりました。
ということで、Linux版とWinPE版のISOイメージをつくりました。このISOイメージをディスクに焼いて利用します。
先程のダイアログを見て気が付きましたが、 ブータブルディスクの作成
ではCD/DVDディスクを作成することも、USBメモリに対しての作成も出来ます。最近では当たり前になったUSBメモリでしか動かせない環境もあるのでこれはありがたいですね。
USBメモリの必要容量は把握していませんが、8GBのフラッシュメモリを利用した場合は成功しましたので、その程度は必要になると思われます。
次回は
今回は、Todo Backupの導入と緊急用のディスクの準備について紹介しました。次回は様々なバックアップの方法、リストアを紹介していきます。
- 第1回目: EaseUS Todo Backup Workstation セットアップ編
- 第2回目: EaseUS Todo Backup Workstation バックアップ編
- 第3回目: EaseUS Todo Backup Workstation リストア編、おまけと感想