TP-Link CEP510で建物間通信を良くしてみた話

弊社事務所は(家族経営というのもあり)実家の中にありまして、たまに実家の母屋で(家事やりつつ仕事の状況を見ようとする時などに)仕事をしています。

しかし母家にはネット回線をひいてません。テザリングでも良いのですが、普段から大きめなデータをみたり受けたりすることもあるので回線環境をよくする方法を試してます。

この話は実は数年前(少なくとも2年は使った)で、今も安定して運用できるのでおすすめがてら環境の作り方をまとめます。

(※tp-linkは最近問題がある話もあって紹介しようか悩みましたが、現状似た様な製品がないのと、扱うファームウェアは現在問題になってるものとは違うものでもあったので、記事にしています)

屋外のWifi中継

今回設備として入れようとする製品はこちら。

CPE510 | 5GHz 300Mbps 13dBi アウトドア CPE | TP-Link 日本

TP-Link 室外用AP機 無線LAN SMB向け アクセスポイント 5G専用 300Mbps CPE510
B00N1Q7W8I

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この中継機は屋外向けの製品で、11aを使ってエクステンダー機能が備わっています。

2台あるのは、送信受信…というとややこしさがありそうなので、親機子機(アクセスポイント - クライアント)的な立ち位置になります。色々端折りますが用はWifiエクステンダーで屋外でも利用可能なものです。

この屋外利用可能なものってなかなか手軽に扱える製品がなくて、海外だと製品はあるものの技適問題で諦めざるおえず…何年もやろうとして挫折していましたが、ようやく手に入れやすいものが見つかりました。

扱いも業務用のルーターほどの厳しさはなくて。高機能なルーターを扱ったことがある方ならほとんど悩むことはないと思います。

中身はこんな感じです。

設置する前にテストしてみて問題なければ、屋外に設置します。

設置してみる

ということで、実際に設置です。まずは一時的に設置予定地で仮設置して動作チェックです。問題なければ建物に設置します。

本設置といっても電気設備工事などはしないので、家の壁に穴を開けて、ケーブルを通して、機器は壁に取り付ければOKです。

この製品はベランダにつけて部屋間通信をする用途も想定されているので、ポールがあればどこでもつけられます。今回は、それぞれの家屋の壁にイレクターパイプで作ったハンガーを壁づけして、それに結束バンドで取り付けました。脱落防止とかあんまり考えてませんが(もちろん人が通っても大丈夫な場所です)DIYなので、まあそれはそれです。

雨天も大丈夫そうと書かれていますが、一応屋根下にしています。台風の時には雨が被っているはずですが、ケーブルを地面側に垂らして水滴のトラップを作っておけばケーブル経由で水が侵入することはないはずで、今のところ2年以上は問題なく動いてます。

電源と通信のケーブルはどうするかという問題は、PoEで解決です。といってもこの製品のPoEは特殊らしくて、専用のスプリッターを使う必要があります。一般家庭にPoEは流石にまだ敷居高いと思うので、これで十分だと思います。

まとめ

いままでは市販の家庭用ルーターをWifi中継機にして接続していたのですが、見通しが悪くて不安定すぎて仕えたものではありませんでした。

この中継機に乗り換えてから、天候事情がよほどわるくないかぎりはエラーレートも安定していて速度も定量的に出るようになってとても快適です。

電力問題が解決すれば、屋外における製品としては価格や性能からしてベストチョイスに思います。ビル間通信はどうかはわかりませんが、農地やハウス栽培のハウスに入れたりするのも面白そうですね。IoTもはかどりそうです。

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