PyCon APAC 2023に参加してきました
2023-10-28 〜 2023-10-29にかけて、PyCon APAC 2023のカンファレンスデーが開催されました。対外発表としては久々、PyCon APACでは初めてトーク登壇もしてきました! そのレポートです。
PyCon APACは日本での開催は10年ぶりになりそうです。今年は本格的なオフライン/現地開催となり、海外からの参加者も多くて盛り上がりました。日本の地域コミュニティも一手に集まったPyConにもなりました。
スピーカーとしての登壇がなんとDay2最後の大トリとなってしまったので、最後まで楽しめないかなと思ってましたが、どうせならとDay1はしっかりブースを見回ったりイベント参加もしたので、満足度が高いカンファレンスになりました。ただトークがあまりみられなかったのがちょっと反省点かもでした。
Day0
スーツケース出すのも久々。あんまり持ち帰るものはないかと思ってました。この時は。
個人的にはコロナ禍の緩和後に初めての東京だったので、やや浮かれてますw 新橋で何かやってたのですが、スルーしつつ。
新橋駅のプロジェクトらしい。イラストかっこいい
カンファレンス自体は28日〜29日なのですが、27日チュートリアルが開催され、夜にスピーカーやスタッフが集まるウェルカムパーティが開催されました。
お肉とてもおいしかったです。
この場でも以前PyCon mini Shizuokaでお世話になったスピーカーやオンラインで参加していた勉強会の方々ともお会いできました。PyCon JP方面の皆さんとはpyhackの合宿以来の方もいました。お初の方々ともお話ししやすいのはやはりスピーカーだからというのもありますね。
Day1
カンファレンス初日です!
スピーカーTシャツもいただいてます。
Day1はブース見回っていたらあっという間に終わってしまいました。でもこういうのも良いですね。忘れ物でノートパソコン向けメモリ(的なアクセサリ?)があったのが面白すぎました😂 Lost in memory ですね。
見たトーク
キーノート初日をしっかり見てきました。内容は京都大学のプログラミング教育向けテキストを作られている先生による、「Why University Teachers Wrote a Python Textbook?」でした。
https://2023-apac.pycon.jp/timetable?id=keynote1
このキーノートはとても興味深かったです。印象深かったのは、京都大学の一年生であってもプログラミングの概念は丁寧に説明する必要がある。例えば x = x + 1
はプログラミングでは代入を意味するが、高校までプログラミングに触れてこなかった学生にとっては数学の方程式と同じように見える。このような概念を丁寧に説明する必要があるということでした。
nikkie さんのテストの話は、頷きながら聞いてました。doctestって割とハマりやすいので、なんとかならないかなと思うところがあります。
https://2023-apac.pycon.jp/timetable?id=MBSPYH
ブースを見て回る
今回のPyCon APACは過去にみないスポンサーの方々が多くて、ブースを見て回るのも楽しかったです。
書籍は オライリーで 清水川さん と はやおさんにサインを書いてもらったり
広島コミュニティの皆さんとお会いできたり
国際カンファレンスなので、日本色というのもあって、おやつは駄菓子がたくさんありました!
例のあのロボットと2019年以来に再会してまた抱っこさせてもらう。お出迎えしたい...
今回はブースを回ってシールスタンプラリーが開催されていたので、ちゃんと集め切って、タオルもゲットしました!
ポスターセッション
静岡コミュニティではポスターセッションにも参加しました。
ちゃんときましたーという証拠写真
いろんな方に見てもらえたようで、海外の方にX(Twitter)で反応してもらえたのは嬉しかったですね。
The Python group in Hamamatsu, a city known for its eel, has done a clever variation of the #Python logo. @PyconShizu #PyConAPAC pic.twitter.com/04HHqNzmt8
— Jim Tittsler (@jtittsler) October 27, 2023
PyCamp/Py ladies 合同ミートアップ
PyCamp 沼津の現地スタッフをやったこともあり、Day1の後に行われた 飲み会 ミートアップにも参加してきました。
有明ガーデンで開催されたのですが、ここは初めてでした。ドイツビールとつまみのプレッツェルがとてもおいしかった。
PyCampもPyleadiesも広がりあるなあと思いました。また静岡でもPyCampやりたいですね。
aodag さんとtakanori さんが熱いビールトークをしていました。どこかカンファレンスでやりましょうよw
(ちなみにこの後トークの練習をしたかったのであんまりビールは飲めなかったですw)
Day2
ということでトーク本番のDay2です。この日はあんまりうごかないでトークカンファレンスを主に参加してました。
キーノートから参加していましたが、少しだけにして、Day1で行けなかったブースにも行ってきました。
PythonEDでくじ引きしたらあたりました! 書籍もらっていてご満悦の様子
あたり出ました!おめでとうございます!欲しいものがある方はお早めにどうぞ。#pyconjp #pyconapac #pyconapac2023 pic.twitter.com/4BYynTj6NC
— Pythonエンジニア育成推進協会 (@pythonic_exam) October 28, 2023
見てきたトーク
「メモリプロファイラMemrayのススメ」Manabu TERADA
ブルームバーグ社が作成された、メモリプロファイラーで使いやすそうでした。社内のツールに対しても使ってみようと思います。Windowsがないのが唯一残念な話。
https://2023-apac.pycon.jp/timetable?id=FHRP3H
「Parallel code with Python 3.12 sub-interpreters」Anthony Shaw
Python3.12で導入された sub-interpritersの解説でした。冒頭からスピーカーのAnthonyさんが、参加者に仕事をしてもらって、並列処理ってこういうことです!から始めたのが面白くて、このトークのやり方真似したい。
その後の解説もわかりやすかったです。最近仕事でpython-rqを使って非同期タスクキューをやっていたので、関心ありました。サブインタプリタ自体あんまり知らなかったので概念が知れたことも良かった。3.13でさらにAPIの改善が進むらしいです。
「Dodging Dependency Confusion In A Nutshell」Khalil A. Lemtaffah
https://2023-apac.pycon.jp/timetable?id=7AXCMU
セキュリティのお話として、ここ数年でもニュースにもなる、パッケージリポジトリの脆弱性の話でした。依存関係の中で偽のパッケージはいるというのはかなり危険な話ですし、実はそれがrequirements.txtの書き方1つでやりがちという点も整理されてお話しされていました。
Pythonも社会インフラとしても機能するものになりましたし、今後もこの点の議論は見ていかないといけないと思います。良い注意喚起のトークでした。
登壇
ということでDay2の最後にトークセッションをやってきました。本当に最後だったので、どうなるかなーと心配でした。途中手が震えてしまっていて逆に笑えましたがw ありがたいことにたくさんの参加者に来て頂いて見てもらいました。SNSでも反応してもらえて嬉しい限りです。また質問もいただけてとても嬉しかった!
「ご当地グルメマップを作ろう」 Hiroshi Sano
https://2023-apac.pycon.jp/timetable?id=VT7ZRQ
このトークは、ご当地グルメマップを作るをテーマに、プログラミング初学者の方へ、プログラミングで何かを作るときのコツをお伝えしました。
プログラムの中では実際はデータが流れていることを意識する必要があって、それができると、さまざまな課題解決の技術的手段を組み合わせることができるよをお伝えしました。困ってる方に届くといいなと思ってます。
懇親会とオリジナルビール
最後まで終えてようやく安心でした。懇親会も楽しかった。
食事も最高でした。お肉一瞬でなくなってましたねw
今年懇親会の目玉になったオリジナルビールはIPAでしっかり苦味で後味スッキリで美味しかった! どこかのお店で出して欲しいぐらい。
あと記念のTシャツも販売されていましたが、私の手前で売り切れてしまって残念だった... また次回あれば!
あとはもうわいわいと。いろんな方とお話しできて楽しかったです。
まとめ
PyCon APAC 本当にお疲れ様でした! ちなみに来年はインドネシアだそうです。時期的にちょっと厳しいかもですがトライしてみたいところ。
PyCon JPも秋頃開催予定なので、こちらは絶対に参加ですね。
もう言いたいことはこれだけです。最高のカンファレンスとコミュニティみなさんに会えて嬉しかった!また来年もお会いしましょう👏
戦利品ともらったもの
書籍安かったのもあって数冊、ご厚意で頂いたりたりして嬉しかったです。スーツケース持ってきて正解でした。
お会いした方々
この期間で対面でお会いでいる方々も多く、なんかとっても良かった。ありがとうございました!全員写真取れなかったのもあるので一部の方になりますが、最後にご紹介。
PyCon JPスタッフとしていつも動き回っている働き者で、コミュニティを盛り上げている寺田さん。朝からイベント最後までお疲れ様でした!
清水川さん 以前にもShizuhackに参加してもらえたりと、静岡コミュニティにもよく参加してもらってます!
はやおさん にはPyCon mini Shizuokaにも登壇いただきました。ようやく対面でお礼できました!
広島コミュニティみなさん。(nishimozさん, むじんさん, kstnさん)どこかで広島行きます!
福田さん、あれいつの間に?!
そして結構話し込んだGROOVE-X@LOVOT_officialブースみなさん!
ほぼろさんもウェルカムパーティからお会いできて嬉しかった!
はんなりプログラミングの小川さん 最近出版された書籍もいただいてしまいました。レビュー書きますね!
PyCampやPyleadiesのみなさんもありがとうございます!
そして最後は静岡のコミュニティ!
ポスター前で📸
ひらおさん スタッフおつかれさまでした! また静岡でPyCon APAC 2023振り返りやりましょう!
Day2アフターパーティ後の静岡二次会の参加者面々、with koyamaさん もっと話したかったです!
みなさんありがとうございます!またお会いしましょう🤝