PyCon JP 2021で登壇するまでにやったこと

この記事は PyCon JP 2021 Advent Calendar の11日目の記事になります。

10/15,16に開催されたPyCon JP 2021でスピーカーとして登壇してきました。PyCon JPという技術系カンファレンスに参加するのは、Pythonという言語を学んで公私共々利用したりコミュニティに参加している中、個人的にはいつか登壇したいと思っている大きな目標の場でした。

(その前に斜め上の提案をいただいて別の実績も解除したような感じになってましたが

それで無事に登壇できたということで、当日の資料やYouTubeアーカイブはこちら。

slides/slide.pdf at master · hrsano645/slides

このブログ記事では、応募や準備で気を付けた点やかんがえたことについて共有します。PyCon JPで登壇したい方にチャレンジしてもらえる時の参考になればと思います。

登壇にあたって準備したこと

準備に当たって、この辺を気をつけました。

  • プロポーザルはストーリーを見せる -> これがスライドの骨子になる
  • できる限りレビュアーに想像できるように技術内容なども解説
  • なるべく被らないように(今回はIoTとダッシュボードアプリであまり被らなかった)

ストーリーは発表やスライドの通りで、起承転結でまとめています。作った→なぜ作った→どうやって作った→つくってどうだったか となります。

homeenvdashというプロジェクトを紹介して、実際に動かしている様子やコードの断片も紹介するような作りにしました。IoTやってみたいけどどうやったらいいかの手助けになる資料を作ったつもりです。

レビュアーについては、プロポーサルの採択ではレビュアーが気になる点を盛り込んだつもりです。ただダッシュボードを作ったというだけではどうやって作って何がしたいかがわからないと思ったので、どういった技術(大体がライブラリや利用している製品です)を使って、何を工夫したのかがわかるようにしてみました。

プロポーサルの中身はほかの方となるべくかぶらないようにしてみました。PyCon JPではデータ分析/可視化は過去さまざまなトークがあります。データ可視化だけでは行ってみるとありきたりになると思います。そこでIoTのセンシングデータを扱った可視化をテーマにしてみました。

IoT自体PyCon JPでは余り発表がないと感じていたので、トークとしては目新しさがあるのではとも考えています。

登壇した時に気をつけたこと

登壇までの資料作りと練習ですが、今回は別のプロジェクト(PyCon mini Shizuoka 2021です😅)と並行して作業していたので実質練習がほとんどできませんでした。ただ発表自体は過去にいろんな勉強会やカンファレンスで経験させていただいているのもあって注意するところはなんとなくわかっていました。まとめると以下の4つぐらいです。

  • 音声大事にしたかった
  • ストーリーをちゃんと修正
  • 練習大事、練習できない場合はスライドの枚数で大体判断する
  • アドリブはあんまりしないほうがいい。慣れている場合はいいけど

オンライン登壇は音声がとにかく大事になります。スライドを見ている中で音声が雑音交じりになるとストレスが半端ないです。(こう書くと批判するように聞こえてしまうと思います。突発的なトラブルはあきらめるしかないのですが。それを踏まえたとしても受ける側がとにかく聞くことは難しい状況になります)

そのため、マイクや通信環境には気を付けました。マイクはダイナミックマイク+オーディオインターフェイスで引き込みボリュームなど調整する。通信環境はなるべく良くなるような状況を作るようにしました。

発表自体の準備ですが、ストーリーについては資料を作るとだんだんと当初考えていたような流れだと難しかったり、扱うライブラリの問題で説明の流れも変わったりします。

できる限りの修正をしていくことになりますが、利用しているライブラリがメジャーアップデートしたりするとさすがに泣けてきますね...(今回だとDashというダッシュボードWebアプリフレームワークがメジャーアップデートしていたのが9月頃でした...)

練習についても、できる限りの時間を使って行うと良いです。今回は1週間のうち、PyCon JP側のリハーサルを行った後に実際の練習をしたので、時間配分が最初から守り切れていませんでした。スライドの枚数を調整しつつの対応を行いましたが、スライドを思い切って削ったり統合してしゃべりやすくすると、余裕ができて安心感にも繋がると思います。

最後にアドリブですが、しゃべったついでに追加情報をしゃべると基本的にまとまりが付かないと思います(私もよくやって自爆することをやってるのであんまりしゃべらないようにしてます)

ただ時間の都合で余裕があったり、逆に時間が足らないときに飛ばしつつ大事な所をしゃべることはあると思うので、どこを話してどこを話さなくてもいい、といった優先する箇所を決めておくとやりやすいと思います。

みんなも登壇しよう

登壇までに気を付けたことは以上となります。なんか偉そうな文章にしてしまったと公開してますが、最近ブログを書いてなかったので多めに見てほしいです。(これを書いている今は12/11 23:50ごろなので偉くないです。)

技術カンファレンスでの登壇は、緊張しますが経験するととても自身につながると思います。何よりいろんな方のトークが刺激になり、あなたがこれからやるトークも誰かの刺激になるはずです。何かを共有して、だれかがやってみようという機会を作りたくてこの記事を書いてみました。

ということで、次回のPyCon JPやPyConの地域シリーズ(もちろんPyCon mini Shizuokaも!)でぜひ登壇してみてください!技術共有を楽しんで行きましょう!

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