忠犬お犬様

出来事と思い出を書き残すのを兼ねて、自分のGoogleフォト内にあった写真と長々と駄文を書いていこうと思います。エモい内容も多いので、そういうのが苦手な人は閉じてもらったほうが良いです。


その日は大学に出勤していました。1週間前から食事を食べようとしなくなり、朝から眠ったままであまり息も強くなかったので今日ぐらいにはダメかなと。自分が帰る前に逝ってしまってもしょうがないなと覚悟はしていました。

昼過ぎに家族から連絡が入った時はあーダメだったかと思いましたが、別の話で一人安心しつつ。

帰宅した時に、息もほそぼそで眠ってるお犬様がいたのでなでてあげてましたが、急に目を見開いて大きく息をし始めました。

いよいよかなと急いで家族を呼びまして、見守る中でだんだん落ち着きながら息を引き取りました。

多分痙攣してしまっていたのかもしれません。その様子を見ていると苦しかったのかなーって今でも思います。それも見守ることしか出来ませんでした。

ただ、自分が帰ってきたタイミングでそうなったので、待っていてくれたのかなと。そう思うことにしています。タイミングが良すぎたのでそう思うことしかできてないのが実情ですが。

経緯

それで、その出来事が1週間ほど前ですが、実家の今のところ最後の番犬でペットで家族でしたお犬様(名前はいろんな事情で伏せております)が逝去しました。

愛犬手帳によると19年目に入ったあたりでした。犬種としては雑種で多分柴犬が強いと思うのですが、相当な長生きで大長老とたまに冗談で呼んだりもしてましたが、本当にそう言える歳でした。それだけ長生きしたお犬は実家でも自分でも初めての出来事でした。

実は1ヶ月ほど前の朝方もにぐったりしてしまって、その時が最後かと家族全員で思ってたのですが、昼過ぎにピンピンした姿で復活して元気にご飯を食べ始めまして、拍子抜けです。

ただ、その後もだんだんと体力が落ちていったようです。今年の春は無理かなと覚悟していましたが、それでも1ヶ月も持ちこたえてくれたので体は相当タフなお犬だったようです。

ここ数年は後ろ足があまりよくなくて歩く時に苦労していました。

散歩中も歩けなくなると動けなくなってしまうので、良く抱えて連れて帰ったことがありますが、それでも歩こうとするのでなるべく歩けるように介護用のサポーターも試してました。

もう動かせずに粗相も多くなって、横になり続ける日が増えていきます。その辺でペットの介護も過酷ではあるなと感じていました。

お犬の介護の経験

ペットの介護を経験したのは今回が初めてです。これが思いの外大変で動かない体をどうにかしてあげるために多数の時間とそれなりのお金を使う必要があります。

当然といえば当然ですがここ数ヶ月ぐらいからの話だったので、まだましだったのかもしれません。ふらふらなお犬様を見るとやはり心配ですし、元気だった頃を知っている身からすると辛く目に写ってしまいます。

ただそれでも散歩はしたいそうで連れて行ってみましたが、歩いてもよろけることがあったので、首輪にリードの組み合わせからハーネスに切り替えて首に負担をかけないようにしてみたり。こんな感じのもの。

後ろ足が動かしづらくなってきたところで後ろ足用のハーネスも買ってみました。がこれは後ろ足が動かしづらくなることもあるようで、現にお犬様には合わなかったため胴輪代わりに使ってみてました。

おむつも必要になっていきます。足が悪くなると自分で済ませれないし意図せずに出てしまうためです。こちらも製品により合う合わないがあります。逆に歩けなくなってしまうこともあり、使いドコロを考えるのに家族で苦労してましたね。

動けなくなると抱えて上げる必要もあります。こちらも首腰にいろいろと抱えてしまってるので大変でした。後ろ足を引きずってしまうのでこちらも中腰になって持ち上げてあげるしかなくて、それもだいぶ苦しめられました。

自分で起き上がれなくなると、なんとかしたいので良く呼ぶことも多かったです。深夜でも動けなくなって起こされることも良くありました。家族全員寝不足でしたね。

食事をするときも座って食べたり、伏せながら食べたりが増えて、食べている時に体を支えてやることもありました。その割には最近までよく食べてましたね。

水しか飲めなくなった時は、父がストローとペットボトルを使って自作の器具を作り与えていました。結構ガブガブ飲めれたので食欲も戻るといいなあと思ってましたが、そうも行かなかったようです。

それと、動物病院も考える一つの事柄だと思います。実家では基本的に動物病院にお世話になることはしていません。市の狂犬病予防接種以外では人に診てもらうようなことはありませんでした。

これには一応理由があって、以前猫を飼っていたこともありまして、怪我をしてしまった時に見てもらった後にすぐに亡くなってしまったので、その猫かわいがっていた祖母がかなり毛嫌いしていたためです。

ただ介護の際には、わからないことも多くてネットで調べることも多かったです。そういう意味でかかりつけ動物医の存在はありがたいのかもしれません。

ペットは基本的に長く生きるものではないので必要ないという方もいると思いますが、最近は高齢化の問題もよく聞きますので、長く生きることを前提として、動物病院は検討するべきかなと今は思います。

お犬様メモリアル

ということで、いろいろ書くことを書いて見たので、最後にここ数年のお犬様の写真を自慢気に載せて終わりにしたいと思います。 生まれてからの若いころもあるのですが、デジタル化されてないものが多いのである限りにしてます。

打ちに来た当初のお犬様です。見ての通りフィルムを現像した写真ですね。関係ないのですが今の時代って本当にすごいな。。。

お犬様は捨て犬だったようです。近くの田んぼで仕事をしていた祖母が雨の中で見かけた子犬でした。

側溝に落ちてしまったようで拾って助けたようです。ちょうどその時は実家には番犬(先輩お犬)がいたので可哀想だけど泣く泣くおいてきたようでした。

がトコトコとついてくるようになってしまい、しょうがないので連れて帰ってきたそうです。幸運なことに家族全員で気に入ってしまったので迎え入れることになりました。

その後先輩お犬と覇権、と言うかご飯争奪争いになるとは思っても見ませんでしたが。

顔にある傷は先輩お犬と喧嘩した時に噛まれた後です。ある種の勲章?でもあるような。

そんなことで喧嘩したりまあまあ仲良く散歩したりしていましたが、先輩お犬が無くなる直前に教えてくれたのはこのお犬様でした。いつもと違う鬼気迫る鳴き声で教えてくれたのですぐに分かりました。

いつもはおてんばで言うことをあまり聞かないお犬様でしたが、この時だけはちゃんと教えてくれてえらいなーってよくなでてあげましたね。

往年はよく寝てよく食べてよく寝てばかり。で、だいぶ太って持ち上げるとこちらが悲鳴を上げてましたので、ダイエットに取り組ませたり。

そうはいってもおやつの時だけは眼の色が違うので結局上げてしまったりでした。

散歩はいつも父が近所の田んぼまで、上の写真のようにトラックで連れて行くのが日課でした。これはこれで楽しんでましたね。父との散歩はさぞ楽しかったようでトラックに飛び乗って待つことも。

それもあまりできなくなってきました。その頃から自分が良く近所を散歩させていました。

最初はしぶしぶでしたが、最後までしぶしぶな感じでした。まあ自分が時間がないので適当に切り上げて抱えて連れて帰ったりもしてたので。 しっぽを見るとがっくり下に足らせてしょぼくれた顔でその後はあまりこちらを見てくれなかったり。

まあそれでも散歩は行かせろと毎回言わされてたのでよく連れて行きました。雨が嫌いで雨の時はこんな感じでしょぼんと

散歩とご飯が一番大好きだったお犬様です。よく食べてよく動いて、それとよく寝てですね。

こういう顔をしているときは大抵目の前におやつがあります。基本的に写真をとられるのが嫌いだったようなので、こうして釣るしか無かったです。。

暑さは犬には大敵ですね。お犬様の避暑地は実家にあるトラックの下です。毎回潜っては穴をほって土で体を冷やしてました。

出れなくなって困ってる図

ダイエットの成果が出たのか、痩せて凛々しくなったお犬様。

あれ、そうでもなくね?

おっさんスタイル。。

(そろそろ写真を見ながらネタに困ってきた。この先はほぼ想像です)

そういえばグルーミングは苦手でした。やろうとするとすぐにトラック下に潜って困らせてました。した後に砂だらけになるのでやってる意味があるのか無いのか

寝てる時が一番写真を取れる時ですね。。

で写真を取ろうとしたら気が付かれて怪訝なかおになります。そんなに嫌わなくてもいいのにねえ。

散歩した後に「なんかくれよ!」

番犬として育てたと思われるので、番犬的なところも見せます。ただよく来る人を覚えてくれないので困りましたねw

うるさい、ちゃんとやってるわい!

「え、何もくれずに散歩終わり?」

多分去年の今頃。温かい時はこうやって

寝ちゃいますよね。

流石に歳が行き過ぎて夏場に耐えしのぐので精一杯な様子

古いセーターを丸めて枕代わりにして寝てましたね。

耳をクシュクシュしてやるのが好きだったようです。たまにやらないとやらないのって頭を当ててきました。

耳を自分でかじれた時もあったんですよ。

たまに気分が乗ると寝転がってこんな感じになります。芝生の時のほうが成功率高かったかな。

Zzzz

寝てるの邪魔するなよー

はいはいすみません。基本的に寝ている姿しか取れなかったのでこんな感じでした。

ということでお後がよろしいようなので、この辺で。

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