帽子を忘れて工学院大学と新宿駅を2往復した人です。スタッフ皆さん有難うございました。
PyCon APAC 2013 - PyCon APAC 2013
Twitterで締め切り間近と聞いたので(あと秋葉原方面でぶらり旅/所要と日があたったので)ノリでチケット購入しまして。
13日から16日にかけて行われました、PyCon APAC 2013 一日目のカンファレンスに参加してきました。久々にPython充を味わいました。
一日目も内容が濃いセッションばかりでとても勉強になりました。台風の都合で最後まで入れなかったし、二日目も興味のあるセッションばかりで残念なところでしたが、Youtubeにもレコードビデオがあるのでそちらを見たいと思います。
以下感想やメモを箇条書き。記憶を頼りにしたので若干間違っているかも。
基調講演: Georg Brandl
▶ Keynote: Python and Neutrons or, how to make it fun to move motors by Georg Brandl - YouTube
- Python3.3の現状の話
- unicodeリテラル入ってたのね。移行しにくかった人はしやすそうな予感
- Python3.3使えよお前ら!(自分も次のツール作成やスクリプトには使おうかと。。。)
- ミュンヘン工科大学で物理学の研究してます。そこでPythonを使ってるとの話
- 中性子とか原子力関係扱ってるけどAperture Scienceにはならないよ!w
- 物理学の研究にPythonだと科学計算の話?と思ってたのですが、機器制御のシステム構築にPythonを使ってますとのこと。
- 中性子分野の測定機器を自動的に制御したり管理したりするシステムを作って使ってる。
- 具体的に測定機器の操作はその分野にあるプロトコルによりうごかせるらしい。
- 機器をデバイスオブジェクトとして管理し、オブジェクトの操作で自動化を図るのがこのシステム
- 機器の抽象化(オブジェクト化)もベースのクラスを引っ張ってくればすぐにできる。
- これが必要な理由は、研究者が持ち寄る機器をすぐに使えるようにするため。これもPythonでらくらくできる
- 物理学者とプログラマはみんな怠け者wということで
- 独自のDSLを考えるのもアレ
- コードも綺麗に書く必要もないし(で綺麗に書く暇もなさそう)、とにかく簡単な操作で動くと良いということで、Pythonが適任だったとの。
- 1000行の長いコード書いても問題ない。
実際にコントロールシステムを作って利用している実例とやり方で、Python便利だよねと感じさせてくれるキーノートでした。
自動化と意味を持たせるオブジェクトはどういった言語でも同じだけど、そこはPythonのコアデベロッパーでしょうし。
パッケージの今と未来
パッケージングの今と未来 by @aodag - YouTube
- パッケージの今について
- setuptoolsへdistlibuteはマージされたのでdistributeはもう必要ないと。知らなかった(汗)
- EggはPIPでは使えない。PIPはバイナリ形式には対応しない。
- (そういえば自分もtracbzrのtrunkをEgg化してPIP経由入れようとしてダメだったのは、なんでダメなんだろとおもってたっけ)
- パッケージの作り方
- パッケージ怖い、setup.py怖い、最初は名前と必要なパッケージの定義だけで動きます。怖くないです。
- オプションが便利そうで早速使いたい(開発版を示すタグ名を入れたり、開発や正式版のスクリプトオプションの指定もできる)
- そういえばWinのexe化する時にも使えるのかな(cx_freezeとかpyinstaller)
- パッケージの未来
- PIPがPEPの議論がされていて、標準で入る!?
- と言っても開発は別だし、バージョンアップするものなので、インストーラーが入るかも
- Eggに変わるWheelという形式も議論されてる
- 今もPIPで使えるけど、外部に配布するのはまだ敷居高め
- 内部の運用(ステージングサーバーやデプロイ先に一発で渡すようにできる)なら快適に使えますとのこと
パッケージングって、WinのEXE化(フリージング)ぐらいしか使ったことないのですが、オプション周りが有効に使えるといいなあと。
PIPが更に進展するようで、一安心
お昼
無心に食べてました。
[pe2-gallery]
[]http://lh5.ggpht.com/-eCeu_uZYeWA/UjhW7VgjBoI/AAAAAAAAIcg/Holy1AdvfpE/s0/IMG_20130914_121829.jpg
おみやげはこちら。
組み合わせお姉さんをみて吹きそうになって困ります。ブログエントリ書いてて組み合わせお姉さんのムービー見なおしたらまた吹いた
Graphillion: Python module for very large sets of graphs by Takeru Inoue - YouTube
後半。疲れていたので、あまり内容を追えてません。
Sphinxと戯れる
Sphinx and ME — Pycon APAC 2013 documentation
- 書き方と言うより、できることの紹介でした
- テーマ改造とかやりたいけどどうすればさっぱりだったけどこれはためになった。
- 紹介にあったエクステンションのTODOロール便利そうだ
Sphinxの電子本も今日発売!家に帰ったら買います。->買いました。
O'Reilly Japan -
Sphinxをはじめよう
構成管理ツールについて
Python ユーザのための構成管理入門 by Takeshi KOMIYA - YouTube
- Chefいいよ!
- 他にもいろいろあるけど、まず管理しましょう。
- 自動的にその環境を再現できるのがどれほど素晴らしいか
- デプロイツールと構成管理ツールは似て非なるもの(fabricもデプロイツールでしたね。)
- 良し悪しはそのときそのとき。シェルスクリプトでも問題なければないし、でもやらないことが一番の問題と捉えよう
- 情報量はChefが先陣切ってるので多い
構成管理ツールはよく知らなくて、これは早速試してみたい。
研究室や実家の機器管理に使えるかなと二の足踏んでたけど、Chef触ってみます。
fabricも触ってみたけどシェルスクリプトの代わりにしか使ってない(汗)
退出
このあと長時間の座りっぱなしが難しかったので、新宿駅まで散歩したり、何かデモらしい行進?を見たり、隣のカフェ休憩してましたが、台風が早めに来ることを知ったので、別の所要を済ませるために早々と退出となりました。
(その後で、帽子を忘れたのを思い出して散歩したまわりを往復してましたが結局Pycon会場に忘れていたようで、預かって頂けた帽子を無事に頂けました。。本当にありがとうございます。)
普段帽子なんてかぶらないから、旅先でよく忘れます(汗)
Shizuoka.pyやShizudevの@kzfmさんのセッションが見れなかったのが残念。
またShizuoka.pyも冬にやるとのことでぜひともまたお会いしましょう。今度はなにかネタを用意して参加したいと思います。