先日の2023/5/12に、Startup Weekend(SW)富士を開催しました。実に準備で1年ぐらいかかってましたがなんとか無事開催することができました。
運営の関係者みなさんへ多大なるサポートに感謝申し上げます! そして参加者みなさんもSW富士に参加いただけて本当に感謝です!
[初開催]Startup Weekend 富士 - Startup Weekend 富士 | Doorkeeper
Startup Weekendに関わって、実際に地元で開催できたので、その流れをまとめていこうと思います。どちらかというと運営する側の目線です。
※Startup Weekendとは?はここでは述べません。公式サイトや上記のイベントページやレポートをみてもらった方が早いのもあります。私自身もまだオーガナイザーとして始めたばかりで、感想含めて主観になります。色々と認識違いがある可能性もあるのですが、できるだけパブリックな話に留めています。
私とStartup Weekend
私自身、Startup Weekend自体は1年半ぐらいの関わりです。ブログには書けていなかったのですが、2021年12月ごろに開催されたStartup Weekend静岡 3rdに参加してまして、3日間楽しかったことしかなかったので、これは地元でもできたらなあと思いまして。
- [第三回]Startup Weekend 静岡 - Startup Weekend 静岡 | Doorkeeper
- Startup Weekend 静岡 20211217 開催レポート – Startup Weekend Japan
実はこの開催時にチームとして優勝することができました。その時に、地元でやりたいですね!といったら、すぐにファシリテーターのタクトさんとコーチの髙地さんに証拠写真を撮られましてww(まあ当人もノリノリだったので)Startup Weekendのオーガナイザー(運営スタッフのこと)としても関わるようになりました。
Startup Weekendは静岡県では盛んに開催されているホットな地域でもありまして、静岡県東部だと三島が熱いとのことで、三島のオーガナイザーとして2回経験させてもらいました。
- Startup Weekend 三島 | Doorkeeper
- Startup Weekend 三島 3rd 20220415 開催レポート – Startup Weekend Japan
- 【第4回】Startup Weekned 三島 221028 開催レポート – Startup Weekend Japan
オーガナイザーとして手伝う中で、運営側から見てもハードな話は多数ありましたが、それにもめげずにSWに関わる方の熱量が半端ないものと感じてます。
そうしていよいよ地元の静岡県富士市でStartup Weekendを開催に動き始めました。
SW開催の準備をする
Startup Weekendは3日間のイベントです。実は準備すること自体よくあるイベントとそこまで変わりません。
運営チームづくり、会場探し、開催に必要な役回りの方の参加交渉、協賛者(スポンサー)集め、当日の準備(SWは食事の用意が必要です)...と言った流れです。 物理的な準備もですし、さまざまな方に支援をお願いしていくことも大事な仕事です。
私自身は、SW富士でSW運営の全てを見ることが初めてした。その中でも印象に残ったところを上げておきます。
チームづくり
開催にあたって一番最初に行うことは、地域でオーガナイザーを探してチームを作ることです。このチームづくりができて初めて開催するために動けるようになります。最低限3人集めるところから始めます。
いろんな方面でSWやりたいんですよと話をした方の中に、以前SW参加したことがある方をバッタリお会いできたり、SW三島参加者に富士市在住の方もいまして、オーガナイザーとしてチームを立ち上げができました。
さらに、お世話になっているSW三島のオーガナイザーにも快く運営に参加いただけました。その後にも静岡地域でのSW参加者、近隣のSW開催でオーガナイザー志望の方に入ってもらいまして、結果的には10人以上が運営に関わっています。
この時は、こんなにとんとん拍子でうまくいくものかと内心思ってました。今思えば奇跡的なチームビルドから、経験者の方が多数集まっていただけたので、あらゆる面でサポートいただけたりと本当に感謝しかないものです。
今回SW富士がそれほどトラブルもなく当日が過ごせたのも、参加オーガナイザーの経験、スキルや熱量に支えられていたと感じます。
会場を探して半年
会場探しは当初はコワーキングスペースやビルの貸し部屋などになります。しかし富士市では条件に合いそうな施設がなかなか見つからず。。。会場探しで半年ほどを費やしました。
会場となりそうな候補は多数あり、会場への相談もさせてもらいながらでしたが、SWとして3日間活動できる場所として適しているかを見ると、意外と難しい。広さや食事対応、会場の設備をどこまで利用できるかは予め打ち合わせが必要です。また費用がかかる場合だとその費用が賄えるかがいちばんの問題です。
そんな中でしたが、半年後に運命的な形で会場が決まりました。なんとオーガナイザーの一人がちょうど富士駅近隣で託児事業を行うとのことで、ちょうど週末が空いていることを教えてもらい、会場として利用させてもらうことになりました。
家のような形の窓は、託児施設の方の話で、お試し期間にお母さんがお子さんを見守れるために用意されたそうです。SW期間もオーガナイザーやメンターが見守る時に使わせてもらいました。
イベント当日にもほんと運命的でしたねと言い合ってました。運命というか奇跡というか、繋がりってとても大事なものです。
会場は「Baby Resort菜桜」様をお借りしました。改めてありがとうございます!
Baby Resort 菜桜 - 合同会社asterisk柚
もう一つ、この会場だとテーブルや椅子がないので、座卓と座布団の用意もしました。座卓はオーガナイザー経由で下石田公会堂様からお借りしています。 本当にありがとうございます!
スポンサー周り
スポンサー集めが個人的にいちばん苦労していました。イベント開催には資金が必要で、地域企業や金融機関へスポンサーをお願いしていきます。
役回り的に私自身動き易いので主になって回っていましたが、依頼に伺った企業皆様はStartup Weekendという言葉を知っている方々はほぼいないものです。開催意義やイベントの先にあるコミュニティを育てて地域で起業家を育てる趣旨の説明から入ります。
ここは本当に熱量が大事だなと感じます。この地域でなぜ起業家を育てるコミュニティを作るのか。その意義を伝えつつ、私自身がこのイベントがなぜ良かったかを伝えていきました。
...と、熱い話をしたところですが、当たり前でもありますが声がけした企業が全員お金を出してくれるわけではないです。開催3ヶ月前ぐらいが結構苦しくて、これは本当にお金が集まるのかがだいぶヒヤヒヤでした。
スポンサー集めは動き続けるしかないものですが、オーガナイザーから紹介いただいたり(とてもありがたかったです)、興味を持っていただける企業にも出会うことができまして、徐々に開催できるだけの資金状況が集まりました。
SWは「起業」がテーマのイベントです。起業と同じく、改めて繋がりや関係性が大事だなと感じる体験でした。
そのほか準備であったイベント
開催するために動き出した昨年末に地元のコミュニティラジオに取り上げてもらったり。
参加者が開催一ヶ月前(4月初め)には2名しかいなくて、本当に人が集まるのかとヒヤヒヤしていたり。(同じ時期にTシャツを参加者定員いっぱい作っていましたが、今思えば正解でしたねw)
SW開催前に行うプレイベントは自主開催+NPOSW側支援をいただいて合計3回開催していました。こちらも盛り上がりました。本イベントにも参加される方もいまして、ありがたい限りです。
準備期間中はほぼオンラインで準備を進めていたのも面白い取り組みでした。コロナ禍での慣れもあり、オンラインミーティングで進めることに苦はほぼなかったです。関東圏からオーガナイザー参加することもできるようになってました。
連絡やり取りはその都度メッセンジャーで、定期的なミーティング以外にも必要に応じて小規模で開くこともしています。
当日の開催レポート
そんなこんなで(と一言では表せない色々なことがありましたがw)、開催まで無事に進むことができました。当日は会場いっぱいの参加者に集まっていただきまして、あのStartup Weekendが開催されました。
Startup Weekendはどの地域(全世界)でもイベントの内容は変わりません。初めて参加者として経験したこの面白さを地元に持ってこれたことは感動でした。
3日間、開始最初に挨拶で一言お願いされましたが、その度に感極まってやばかったですw
イベントの様子は、こちらもすでに公開されたイベントレポートがありますので、ぜひ見てもしいです。オーガナイザーの山口さんの力作になります。
【初開催】Startup Weekend 富士 20230512 開催レポート – Startup Weekend Japan
私が撮影してピックアップした写真も載せておきます。
このイベントの期間では、富士山がなかなか見られなくて、遠方参加の方は残念そうでした。次回は晴れて見られるといいなあと思います。
終わりに
Startup Weekendを地元富士市で開催することができました。この風景を見たくて開催したんだよなあと、写真を撮りつつ浸ってました。
イベント自体はまだ会計を閉めたり、お礼参りしつつイベントの報告をしたり、振り返り会のような、参加者含めたミートアップ的なものも考えてみようと思ったり、している中です。初回がちゃんと終わるにはもう少し先になりそうです。
初回が終わったら次を考えることにもなりますが、SW富士は年1回で定期的な開催ができるようにしていくのが次の目標です。
静岡県では多数の地域でSWが開催されています。今回の記事を見ていただいて、Startup Weekendが気になった方はフォローとチェックしていただけたらと思います。
- SW三島(6月開催ですがすでに受付終了): https://swmishima.doorkeeper.jp
- SW浜松(7月ごろ開催予定): https://swhamamatsu.doorkeeper.jp
- SW静岡(8月ごろ開催予定): https://swshizuoka.doorkeeper.jp
SWに参加して飛び込んでみて個人的には楽しい日々です。と同時に、他に関わってきたコミュニティやイベントも開催したいなーと思ったり、やり切った感覚もあるので少しお休みしつつ。
またSW富士でみなさまとお会いできることを楽しみにしています!