ここ数年自転車に乗る回数を徐々に増やして、普段の移動はほぼ自転車になりました。そうなってから一番面倒だったのが夜間のライトのバッテリー切れです。
特に帰宅時に走り始めたときには問題なかったのに数分乗ったら突然切れてしまうことをしていて、電池交換やUSBでの充電がいらないような製品はないかなと探していました。
いわゆるダイナモ式の自転車ライトです。ロードバイクなどのスポーツ車につけれる製品はあるものかと調べてました。まママチャリみたいなリムに設置させるダイナモはそもそも設置が難しいです。
またハブダイナモという、ホイールの真ん中に設置するダイナモがあるそうです。ホイール内に入るのでシンプルな見栄えなのですが、自前で改造するか、専用のホイールを購入する必要があり、価格的にも高価でした。
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しばらく悩んでいたのですが、ある日にこういう製品をKickstarterで見かけました。非接触なダイナモで発電するライトだそうです。
「渦電流」を活用した自転車用ライト「NEO」―バッテリーの充電や予備電池の持ち歩きはもういらない [えん乗り]
これはなかなか素晴らしい気がします。どの自転車にも合う上に非接触なので走行の邪魔になりません。
ということで、一目惚れしたのですぐにKickstarterのでバッカーになったのが2015年の終わり頃。その後製品の改良などで予定の1年先に出荷されることになりました。
商品自体も無事に届きまして半年近く利用した所でどういう製品かを紹介します。
開封と取り付けの様子
2つありますが、フロントとリアのタイプで出資しました。
開けると本体と2つのマウント用ベルト, 本締め用の六角++です
ライト部分はこういう様子
取り付けの様子です。ベルトを本体に仮締めして、自転車のスポークにつけます。
タイヤ・ホイールのリムにギリギリ浮かせて設置
マウントしてみた様子です。
色違いのフロントタイプです。
設置した後の自転車の様子
試用してみて
製品の特徴を軽く紹介すると
- 非接触ダイナモでホイールに設置させずに発電できる
- 停止しても数分のバックアップライト機能がある(内部にコンデンサを積んで余分に発電してもある程度の電力を備える)
- マウントはどの自転車でも可能
まず非接触ダイナモ自体はちゃんと動作しました。リア側は回してみると強めな明かりをとれます。
フロント側はNeo一つのみでは不安な光量なので、フロント側は別途ライトは必須でしょう。
停止後のバックアップライト機能は、機能としてはあるようですが実際の所動作していません。これは製品個体の不具合と言うよりは、もともとの製品デザインに問題があるようで、kickstarterのコメント欄でもこの事でだいぶ荒れていました。
製品の特徴でもあるマウントの簡単さはあまり感じず、結構難しいです。固定できたとちょっとNeo自体を何かに当ててしまうことでずれてしまいました。その為、危ないと感じて利用をやめてしまう方も多かったようです。
残念ながら製品の欠点(欠陥とも言えますね)についてのReelight側はこれらについての対応はよくなくて、製品がリリースされた後の対応も雑でした(製品が届かないという方も居ますね)
まとめ, 現在の状況について
製品としては一部問題はあるものの、何もないよりマシな状態(道路交通法違反にならない状態)を叶えてくれるライトです。明るいときもホイールが回り続けている限り光ってくれるので、安心感につながります。
最後にReelight Neoの現在の状況について簡単にまとめます。
現在、この製品はまだ「一般発売されてない」ものです。幾つかの台数が出荷されてるけど全員ではないらしいし、その後会社側のコミュニケーションも雑でプロジェクトとしては失敗したと見られています。
ものづくりなクラウドファンディング、夢の製品づくりは難しいです。今後も興味がある製品はバッカーになりますが、叶ったらいいなレベルで見守るのが良さそうです。
Reelightの最近の様子
Neoのバッカーになっていたのでニュースが入ってきましたが、Reelightは新しいプロジェクトが立ち上がりました。
前回の反省をしたとしてkickstarter専用のチームを作ってコミュニケーションも活発に行なっていきたいとのこと。
CIO - Battery Free Bike Light by Reelight — Kickstarter
この製品も非接触な発電ですが、ホイールリムを使った発電ではなくて、サイクルコンピュータにもあるようなスポークに磁石を付けて発電させているようです。
こちらのほうが発電量はちゃんとできるそうでテストもしているとのことで、期待したい所ですが。。(今のところ様子見ですが、プロジェクト自体は100%達成してましたね。悩む。。)
追記
我慢できずにバッカーになってしまったw / CIO - Battery Free Bike Light https://t.co/X6Al0hD6Ta
— Hiroshi Sano (@hrs_sano645) 2017年7月5日