Macbook Pro 2016モデルのTouch Barタイプを昨年購入しました


今更ながらMacbook Pro 2016の話

すでに購入して各地で自慢してから半年ぐらいたったMacbook Pro Touch Barモデルですが、今更ながら開封の記録を紹介します。

2017も半分過ぎまして、新しいKaby Lakeモデルも公開されている中でやる必要性がなかったのですが、とりあえずメモ書きを含めて感想を残しておきます。

性能としてはこんな感じです。2011年に購入したMacbook Air 11インチからの乗り換えです。

  • 3.1GHzデュアルコアIntel Core i5プロセッサ(Turbo Boost使用時最大3.5GHz)
  • 16GB 2,133MHzメモリ
  • Intel Iris Graphics 550
  • 512GB PCIeベースSSD
  • Thunderbolt 3ポート x 4
  • Touch BarとTouch ID
  • 感圧タッチトラックパッド
  • バックライトキーボード (JIS) + 製品マニュアル(日本語)

セットアップの様子

到着当初はすぐに作業用のマシンで使いたかったので、旧マシンのMacbook AirをmacOS Sierraにアップグレードから移行アシスタントを使って移行していました。

その際にはMacを起動するためにブツブツと言った音が出ていて心配だったのですが、時間の余裕ができたときにクリーンインストールをしてみたものの、起動時のぶつぶつ音がたまに出るので謎は以前残ります。

(強制終了すると出る気がしますがよくわかりませんが、今のところ不安定さは感じてないので放置です ^^;)

クリーンインストールの際にやったことは毎回Macbook Airでやってた方法と殆ど変わらないですが箇条書しておくと

  • 以前の環境のバックアップ
  • クリーンインストール後
    • TimeMachineでホームディレクトリをコピペ
    • HomeBrew(brew-caskはそういえばcoreに入ったようですね), brew-fileをインストール
    • Mackupを入れて、設定をリストア(Dropboxを経由してるので、その前にDropboxも入れてます)
    • brew-file install コマンドでアプリを復元

Homebrewやbrew-cask, それらを管理できるbrew-fileは無くてはならない存在です。mackupで設定をクラウドストレージに同期してくれるので、この2つがあればクリーンインストール時の負担はほとんど感じません。

OS標準のTimeMachineもやはり便利です。Sierra公開当初はNAS経由(AFP?)のバックアップだと不具合があると聞いてたので外付けHDDで行いました。

(なおUSB-C向けにAタイプの変換アダプタを介してます。便利です。)

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Homebrew-fileはMac App Storeで入れたアプリも復元してくれるので助かります。インストールの情報もGitで同期しています。

Brew-fileでApp Storeのアプリも含めてMacを完全自動初期化

hrsano645/Brewfile: package list for Homebrew

ただ一度目にbrew-file install を走らせたときはすべてのアプリ(特にMacAppStoreで入れたアプリ)は復元してくれませんでした。何度かやっても一部のアプリは入らなかったので手動でインストールし直してます。(すでにストアにないアプリもあったので、その辺でエラーを起こして動かなかったかも?)

MacのいいところはAppStore以外にも、別のバッケージマネージャなどのエコシステムもあってクリーンインストールした後でも用意に環境復元できる部分ですね。

Winはシステムのバックアップ周りをもう少し快適にしてくれれば良いのですが。(Chocolateryとかいい思い出が無いのですが最近はどうなんですかね?)

使用の感想など

USB-Cについて

USB-Cは当初驚きを持って伝えられていたようですが、最近ではもう当たり前になりつつありますね。

AppleのACアダプタもこういう形でUSB-Cに完全対応していました。

USB-Cなので当然Aや(mini, Micro含む)Bタイプの端子とは互換性はありません。なので対応機器を買い直す事になります。(上にも書いてありますが、変換アダプタは結構便利です)

その辺は別の記事で紹介しようと思います。

キーボードとタッチパッド

キーボードやタッチパッドは(旧新しい)Macbookをお店で何度か触ったのでイメージできていましたが、キータッチは良くなっていました。この2つは一度慣れてしまうと他のデバイスのキータッチやパッド操作は違和感が出てしまいます。

デスクで座って作業するときはRealforceを使っていますが、ミスタイプするようになってしまいました。Realforceはもともとばね指の負担軽減のために買ったのですが今は負担を感じるぐらい。それだけ今のMacbook Proのキーボードは入力感覚が違いますし、押すときの負荷が少なくなっている気がします。

タッチパネルの触感フィードバックは魔法のような感覚です。数ヶ月使うともはや当たり前で今まで使っていたMacbook Airのタッチパネルのクリックがもう重く感じてます。 w この2つの事柄は当初は賛否あったようですが、今となってはすでに当たり前でAppleは間違っていませんでした。この2つのおかげで使えば使うほど他のノートブックマシンは触れなくなりそうです。

Touch Barについて

Touch Barは便利かと言われると、まだ対応しているアプリが増えてないのが現状です。独自性が強くて自由度が低いのもあって開発者の方があんまり興味を持っていないのかもしれません。

対応しているアプリでは Fantastical 2 for Mac はカレンダーを選ぶときに便利に扱えます。 Affinity Designer はメニューごとに専用の操作パネル(コントロールストリップ)が現れるので、意識して使おうと思うと便利ですね。5

ただその他で常用しているようなアプリ(ChromeやVivaldiのようなブラウザ, Evernote, 開発系のIDE, VSCodeなどのエディタなど)はほとんど対応していません。

Touch Barは便利な機能だと感じてはいますが、Officeのリボンインターフェイスが地道に良くなっていったように利便性の追求をしてほしいところです。普通にReinmaterみたいなシステムモニターとかおいても良い気がするのですが。

Apple、Touch Barで遊ぶことを推奨せず | TechCrunch Japan

Macシステムで提供しているTouch Barの各機能の使い勝手ですが、ボリュームや光度の調整はし易いです。SiriのアイコンとTouchIDのパネルと横に並ぶとSiriを誤発動させてしまうので、Siriは退場してもらってます。話変わりますがSiriっているんですかね?(汗)

大抵いつでも表示されているESCキーは、実は反応する範囲が広いのでほとんど戸惑ったことは無いです。

心配のTouch Bar ESCキーはこんな感じ。#macbookpro

hrs_sano645さん(@hrs_sano645)がシェアした投稿 -

また、去年の終わりに BetterTouchTool でTouch Barのカスタマイズサポートが追加されたので、いくつかよく使う機能を乗っけたりしています。

Touch Barに対応したMacの入力拡張アプリ「BetterTouchTool」のAlpha版がリリース。Publicリリースは明日以降に。 | AAPL Ch.

ただアプリ内一つのコントロールストリップとして扱うので、escボタンの部分にアプリごとのコントロールストリップを閉じるボタンがあって、常時表示させておくような感じには使えない時があります。escキーを使わないのであれば便利に扱えそうです。

(そういえばキーがテカテカですね。拭いても直ぐに戻っちゃうので諦めました😅)

Touch ID

これは自分にとってはもう無くてはならない機能です。パスワード入れなくて済むってすばらしいです。他のデバイスでもAndroidでも指紋認証を使ってまして同じような快適さを感じてます。

1PasswordがTouch IDに対応しているので、パスワードはもはや見ることはほぼなくなりました。ブラウザも主要なものなら(最近使ってるVivaldi含む)拡張機能のインストールで対応させれます。

Use Touch ID to unlock 1Password on your MacBook Pro - 1Password Support

微妙に気になるのは、AppStore以外のアプリをインストールするときやシステム環境設定でロック解除する際にはパスワードが求められます。この辺だけちょっと不便で、この辺も指紋に紐付けられなかったのか残念な部分です。

指紋認証の弱点は、登録した指を手荒れさせると認証失敗することがあるので気を配るようになりました。とはいってもAndroidの指紋認証より認識成功はし易いです。

生体認証はまだ他にも増えると思いますが、そろそろパスワードと言う概念は消え去っても良いと思います。

その他色々

MacbookのRetinaディスプレイも初めての体験でしたがこれももう戻れません。(戻る必要も無いのですが)Macbookは世代が変わることに以前の環境に戻る気をなくすような機能を追加してくるので、大きな更新があった後に毎回買い替えてしまう人の気持ちがよくわかりました。

macOS Sierraについてですが、Macbook Proの発売当初は不具合だらけで不安でしたがアップデートを重ねて安心できるバージョンになりつつあります。そろそろHigh Sierraの季節らしいので、どんなものか気になってきますね。

最近アップデートで導入されたNigth Shiftがすごくいいです。Apple側は公式以外の外部ディスプレイは対応していないようなアナウンスがありましたが、今まで利用しているDELLの24インチディスプレイでも動いてます。

macOS Sierra 10.12.4の新機能「Night Shift」の使い方。 | AAPL Ch.

Windows 10 Creators Updateでも夜間モードとして導入されたので、どのデバイスでもブルーライトカット機能が入り目に優しくなったのはありがたいです。

Sierraで導入された目玉機能といえば、iCloud Driveの同期機能ですがオフにして使ってます。実質一つのマシンで使っている場合はTimeMachine+Nasと別のクラウドサービスでデータの保全は事足りてしまうので必要性は感じてません。

まとめ

もともとMacbook Airの性能の限界を感じて、新しくて軽くなったMacbook Pro Touch Barモデルを買いました。目玉のTouch BarよりはTouch IDとキーボードとタッチパッドの快適さが印象に残ってます。

性能もメモリ16GBとSSD 512GBにしたのでここ数年は快適に使えるスペックです。Macbook Proにアップグレードしたおかげでこの先は半端なスペックのマシンが買えなくなりそうです。

蛇足ですが、今年に発売されたSurface LaptopやSurface Proはちょっと気になってて、もしMacbook Proより先に出てたら乗り換えを考えてただろうと思います。Windows 10は使い勝手が良いOSになってますし。積極的にMacbookを選ばなくなりつつある気がしていて、Appleの今後が気になります。

続きはUSB-Cに一気になってどうやって対応したかの様子を紹介したいと思います。

続き:まったりlog残し - Macbook Pro 2016のために買い揃えた周辺機器を紹介します