この記事は「からあげ帝国 Advent Calendar 2025」の参加記事です。
序章:帝国の重い扉が開く
重厚な扉が開くと、鼻腔を突く香ばしい揚げ油の匂いと、サーバーラックから放たれる熱気が混ざり合った、特異な空気が肌を刺す。正面には、黄金色に輝く「大揚鍋(グレート・フライヤー)」を背に、冷徹な眼差しでこちらを見下ろす皇帝からあげの姿があった。
私は冷たい床に額を擦り付けるようにして、深く平伏した。
皇帝からあげ: 「……また来たか。市民権の証明(IDカード)を献上してから一年。貴殿の働きは『kata-studio』の場でも聞き及んでいるが……さて。今日この場に持参したのは、我を満足させるに足る『知』か? それとも、油の温度を上げるだけのゴミか?」
(心の声) (……来た。一度足を踏み入れれば、成果を出すか、さもなくば衣を纏わされて揚げられるか。二つに一つだ。そうだ、今はまだ這いつくばっておこう。皇帝が最も忌み嫌う『黄色い果実』の酸味が、この黄金色の秩序を塗り替えてしまうその時まで……)
第1の献上品:未完成の秘術「カードジェネレーター」
私は震える手で端末を操作し、背後の巨大なホログラム・モニターに映像を映し出した。
私: 「お呼び立ていただき光栄に存じます、皇帝。本日お持ちしたのは、帝国の民すべてに授けるべき新たなる証、『からあげ帝国カードジェネレーター』でございます。この術を使えば、民は自らの名をより美しく刻むことができます。未だ実験段階の不安定な魔術ではございますが、これこそが帝国の新たな基盤となるはずです」
皇帝からあげ: 「……ほう。映せ。その術が、帝国の民にどのような夢を見せるのかを」
皇帝は無言でモニターを見つめる。実験的リリースという名の「未完成の美学」に、わずかに興味を示したようだった。
(ここで唐突な宣伝です)カードジェネレーター使えるようになりました
昨年、私はからあげ帝国の市民証をデジタル化するシステムを作成しました。それは、帝国の民が自らの名を刻むための儀式の記録でした。
あれから一年。システムは更なる進化を遂げ、より洗練された形で帝国の民に提供されることになります。
ただし、この秘術を使うには、帝国の正式な民となる必要があります。
帝国の門は、ここにあります:
門をくぐり、帝国の民となった者だけが、この秘術を使う資格を得られるのです。
第2の献上品:聖なる板「KakuTile」に刻む偶像
続いて私は、懐からまだ微かに熱を帯びた一枚のプレートを取り出した。
私: 「そして、こちらがもう一つの献上品。絵を、想いを、不変の形へと封じ込める秘法『KakuTile(カクタイル)』のプレートでございます。kata-studioにて皇帝に賜った慈悲への、私なりの答え……。帝国の至宝である『からあげ』の姿を、ここに刻み込みました」
3Dプリンターから出力されたばかりのその板には、見事なからあげが描かれている。だが、その端には、皇帝には見えないよう、さりげなく「黄色い影」——レモンの輪郭を忍ばせておいた。
皇帝からあげ: 「この熱、積層の緻密さ……。デジタルで終わらせず、現実へ形を召喚したか。貴殿の狂気、嫌いではない」
(ここで唐突な宣伝です)KakuTileについて
KakuTileは、誰でも簡単に絵を描いて、それを3Dプリンター用のプレートデータに変換できるWebサービスです。
主な特徴:
- ブラウザ上で絵を描く: 専用のソフトウェアは不要
- STLファイル生成: 3Dプリンター用のデータを自動生成
- 簡単な操作: 描いた絵がそのまま立体プレートに
まだ実験的なサービスですが、自分の描いた絵が物理的な形になる体験を、ぜひ多くの人に試してもらいたいと思っています。
からあげアイコンもこんな感じに作れますよ。
決死の儀式:レモン汁の洗礼
その時、世界から音が消えた。
私が懐から黄色い小瓶を取り出した瞬間、背後で鳴り響いていた「大揚鍋」の爆ぜ音が消失し、時間すら凍りつくような静寂が訪れる。
皇帝からあげ: 「…………何をしている。その、禍々しい色の雫を……まさか、我が聖域に落とすつもりか?」
私: 「……皇帝よ。伝統は尊い。しかし、停滞は死を意味します。これぞ、真の洗礼なり!!」
私は用意していた揚げたてのからあげに、レモン汁を滴らせた。透明な酸味が衣に吸い込まれ、これまでの帝国には存在し得なかった爽快な香りが立ち上る。
レモンをかける派とかけない派の戦い
からあげにレモンをかけるか、かけないか。
これは帝国を二分する永遠の論争です。私はあえて、この禁忌に触れることで、帝国の新たな可能性を示そうとしました。
技術も同じです。既存のやり方に固執せず、新しい可能性に挑戦することで、より良いものが生まれる。
KakuTileも、IDカードジェネレーターも、そうした挑戦の産物です。
終章:審判の時と、市民への密書
皇帝の瞳に、見たこともないような「怒り」の演算処理が走る。
皇帝からあげ: 「貴様ッ! 我が帝国の黄金比を汚したか! 衛兵! この不届き者を捕らえよ! 180度の高温油で二度揚げにしてくれる!!」
衛兵が迫る中、私は3Dプリンターの冷却ファンをオーバーロードさせ、煙に紛れて叫んだ。
私: 「さらばだ、皇帝! 市民たちよ! 私の身に何が起きようと、私が残した『カードジェネレーター』を止めるな! それを使って自らの証を刻み、この帝国の行く末を見届けてくれ……!!」
煙が晴れたとき、そこには私の姿はなかった。ただ、床に落ちたKakuTileのプレートだけが静かに光っていた。
技術資料:帝国市民の皆様へ
私は今も追手に追われながらこの通信を送っています。私が消える前に、ぜひこの術を試してください。
からあげ帝国カードジェネレーター(実験的リリース)
重要:このツールは帝国の正式な民(Discordコミュニティ参加者)限定です。
まだ帝国の門をくぐっていない方は、まずこちらから:
門をくぐった後(アドベントカレンダーのチャンネルにリンクがあります)、カードジェネレーターをお試しいただけます。
KakuTile(絵を描いてプレートが作れるサービス)
こちらは誰でもお試しいただけます:
ブラウザ上で絵を描いて、3Dプリンター用のSTLファイルを生成できます。
これらのサービスは、私が運営する「kata-studio」で提供しています。kata-studioは、創作活動を支援するための実験的なサービス群です。
今後も様々な実験的なサービスをリリースしていく予定ですので、ぜひ注目していただけると嬉しいです。
終わりに:新たなる夜明けへ
帝国に、新たなる味覚(レモン)の夜明けがあらんことを。
そして、技術の世界にも、既存の枠を超えた新しい挑戦が生まれ続けることを願っています。
まだ帝国の民でない方は、ぜひこの機会に門をくぐってください:
帝国の民として、新たな冒険をともに始めましょう!
まとめ
ネタでした! 上の物語+画像はすべてGeminiに作成してもらいました。
個人的なお気に入りは 「「怒り」の演算処理が走る。」 でした。
からあげ帝国コミュニティにもぜひ遊びに来て下さい〜。からあげ帝国に幸あれ!