今年のモバイルデバイスはHTC U11 SIMフリーモデルも買ったし買うことないだろうなと考えていましたが、iPad Pro 11インチ(2018モデル)を買いました。
そもそもタブレット自体もMBPを持ってからほとんど使わないし、もう必要ないかなと考えてたぐらいですが、最近になってMBPの重さが気になってきてしまって、軽くて軽快に動くマシンが欲しくなってしまいました。
当初はSurface GoかPixel Slateのどちらかと考えていたのですが、それぞれ良いマシンなものの選択が難しくて悩んでたところで、iPad Proの新型が出る噂も聞いてしまって、発表当初にそれを見てから決めることに。
新しい Surface Go 登場 – もっとできるを、軽がると – Microsoft
Google、Chrome OS採用の12.3型タブレット「Pixel Slate」 - PC Watch
それで結果はiPad Proになりました。iOSでできることに限界があるし(Surface GoならフルWin10が動く)、Androidの資源も使いたい(Pixel SlateはAndroidアプリもある程度動く)ところでしたが、Apple PencilとSmartkeyboard Folioの完成度を見てしまって気がついたらポチ(意識を失う)
。。以上までが即ポチの言い訳です。MBPを普段から持ち歩かなくても良い構成を目指すのもあるので、購入してから普段どのように使っているかを残しておきます。
ちなみに、魔が差して発表後の予約はWifi版にしましたが、あとで考え直してCeller版にしています。持ち運ぶなら明らかにCeller版のほうが使い勝手良いです。iijmioを使っていますがテザリングも問題なく利用可能です。あとeSIMにちょっと期待したかったのもあります。
結局WifiとCellerの計二枚持つことになって一時的にお金持ちな気分を味わったわけですが(Wifiは事務所の共用資産にしています。お財布は寂しくなりました。。)
ちなみに、Wifi版とCeller版だとアンテナ用のDライン的なものが違います。Wifi版は下側にラインが入ってません。
ブラウザとアプリがあれば(それで済む)仕事はできる
仕事としては、最近プログラミングをほぼしていなくて事務作業が結構を占めるようになっているのもあって、ブラウザと各種サービス向けのアプリがあれば問題ありません。
タスク管理は講師含めてTrelloに移行済みなので、アプリを入れればすみます。ブラウザでも問題なく使えるのでお好みですね。
ブラウザでの不満点は、Chromeだとデスクトップで利用できるマルチログインができないのでブラウザを切り替えて使いたい時が困ります。Braveブラウザを入れて必要に応じて切り替えたりしてます。
Chrome - Google のウェブブラウザ - Google LLC
Brave Browser: Fast AdBlocker - Brave Software
仕事ではやはり叩きたくなるキーボードですが、SmartKeyboard Folioの収まりは素晴らしく良くて、キーボードが常時使えるおかげで持つ時に何も気にする必要がないストレスフリーなこの形は素晴らしいです。Bluetoothキーボードだとどうしてもバッテリー切れを忘れていざ使えない自体を起こしたりと面倒でもありました。
ちなみに、最近までないと何もできないと言い続けてたEvernoteはMac版が絶望的に使えなくなってしまったのでサービス自体を捨てるつもりで動いてます。iOS版の使ってますがMacと同じぐらい使い物になりませんでした。Androidの方が明らかに快適。なぜに。。
iPadでできないことはリモートデスクトップでこなす
業務で使うツールをMacで動かしているので、必要に応じてリモートアクセスできるようにしています。その際にはVPNを用意した上で、VNC Viewerアプリを使って画面共有をオンにしたMacに接続しています。IPがわかればすぐにアクセスできるのは良いのですが、VNCは回線が良いところでないと操作がままならないのが辛いところです。(エンドエンドの欠点ですね)
VNC Viewer - Remote Desktop - RealVNC
Chromeリモートデスクトップは画面の遅延も気にならず快適に操作可能で助かりますが、iPad ProのSmartkeyboardのcommand,Contorl,Shift,Optionなどの特殊キーが利用できず致命的です。そのためマウスで済みそうな作業はChrome, フルでキーを使う作業はVNCなどと分けています。Chromeが特殊キーをフルサポートできたらそちら一本でも十分だと思います。
Chrome リモート デスクトップ - Google LLC
サーバー管理をするときもなんとかなってる
業務で利用するサーバー類や研究室勤務の際にも監視などで利用したい時があるのでSSHクライアントを入れています。これはいくつか候補があったのですが、Shellyというクライアントを使うことにしました。
Shelly - SSH Client - Touch Foo
Shellyの良いところは、日本語が表示入力可能なところと、やはり価格が安いところです。screen, tmux(,byobu)などのターミナルマルチプレクサーを使っているなら不便はないと思います。
iPad Pro 10.5を買ったのでSSHクライアントアプリを選ぼう - xckb的雑記帳
Pencilを活用したい
Apple Pencilの2世代目となり、新型のiPad Pro専用品になりましたが、出来の良さに惚れ惚れしてます。
よく使うアプリはメモアプリですが、ノートに何かメモを取ってスマホで写真を撮るようなことをしていたレベルだと、メモアプリで事足りてしまってます
落書きレベルで恥ずかしいものですが、気負いせずにガシガシ書いてiCloud経由でMacでも観られるのは素晴らしい。
ただ、標準のメモアプリだと手書きノートとほぼ同じで、ペンを使って綺麗な線を書く手段がありません。専用のアプリが欲しくなって、iPad Pro利用者の研究室の学生さんに聞いたりして、いろいろ探していましたが、とりあえずこれを試用してみてます。あと図面が引けるようなものも欲しかったりします。
Noteshelf 2 - Fluid Touch Pte. Ltd.
iPadで開発環境は作れるか?
AndroidではTermuxというコンテナベースのLinux環境があって、Pythonも動かすことができるようになってます。
iOSはそこまでサンドボックスは許してくれないようなので、大人しく実行環境はサーバーに任せてエディターとgitクライアントがあればなんとかなるのではとこちらを使ってみてます。
Textastic Code Editor 7 - Alexander Blach
TextasticはSFTPクライアントも入ってるので、接続先のファイルを編集してSSH経由で実行するなどもできるので、
本格的なIDEとまでは行かなくても、補完機能があれば良いのですが、接続先の環境でLintツール(PythonだとFlask8とか)を常時叩けるようにしておけばいいかもしれません。IDEも結局はそれらを使う訳ですし。
昨年にAWS Lambdaのチュートリアルを試したり、技術書典5で購入したPWA本を写経するようなことをしてましたが、有効活用できそうだったのでガリガリコードを書くのは大変でもレビューしたり細かい修正をする時には便利に使えると思います。
WorkingCopyですが、gitリポジトリのクローンができるので、ちょっとコードをローカルに落としてみたいなって時に便利です。TextasticはWorkingCopyと連携させることが可能なので、エディターで編集してブランチを一時的に切った中でコードをコミットすることもできます。iPadでこれができるのはエンジニアの方には嬉しいことだと思います。(思いません?)
PythonならPythonista?
iOSだとPythonistaという、如何にもと言えるアプリがあります
(はじめてアプリの中身を知ったのはShizuoka.pyのaoshimaさんのトークセッションでした)
Pythonista for iOS で Nowplaying する | aoshiman.org
こちらは実行環境や実はShell実装があったりと結構際どいながらも使いようには有益なものになると思ってます。年末に掛けて使い込むほど時間が取れてなかったのもあってスルーしてましたが、そろそろ楽しもうかと。
シングルボードPCを持つ選択肢を考えてみる
iOSやAndroidは基本armアーキテクチャなので、x86な環境でしか動かないものは遠隔環境なり用意しないといけません。
通信環境がよければやりやすいですが、そうも行かない時や、その場でx86環境が必要な時はどうするか考えたりします(実際そんなにはないと思われますが、前に3Gレベルの回線でやろうとして挫折したことがあったので)
そこで、最近のRaspberry PiなどのシングルボードPCが有効活用できないかと考えたりはしています。モバイルバッテリーで動かせる方法もあるので、これにWifi経由で接続して開発環境として動かすのも悪くはないです。直接ではなくても近いネットワークなら遅延も少ないのでVNCで接続しても快適に使えると思います。
ASCII.jp:「Raspberry Pi 3」も充電可能! 5V/3A出力対応の薄型モバイルバッテリー
(ちょっと話変わりますが)IoTLT向けの制作物で3Dプリンタを使った時に、ホストコンピュータにRaspberry Pi 3Bを使ってiPadからVNC経由で接続して操作していましたが、ほとんどローカルと変わらない快適さがありました。
とはいえRaspberry Piだと難しい作業もありますので、Windowsが動く環境を用意したくて、最近見つけたLattePanda(ラテパンダ)というWindows 10が動くシングルボードPCも良さそうです。
LattePanda Alphaが入荷しました | スイッチサイエンス マガジン
Rasberry Piを開発環境として持ち込むのはちょっとやってみようかと。モバイルバッテリーで動く良さそうな手段を用意したいところ
LattePandaはUSB-Cで給電するらしいので、Cheeroが最近出したUSB-C対応のモバイルバッテリーが使えるかもしれません。
Power Delivery 3.0 対応 大容量 モバイルバッテリー cheero Power Plus 4 13400mAh / Type-C/最大出力 18W 超急速充電/軽量 ・ コンパクト/PSEマーク付 | |
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モバイルバッテリー代わりにもなる
iPad Proは給電にも対応していて、スマホに接続すると給電も行うことができます。
スマホ側で、USBの接続先から給電してもらうか、充電させるかを選ぶようなものがあればできます。HTC U11では給電はメニューから選ぶことで利用できます。
実質iPad Proがモバイルバッテリーにもなるので、日帰りならモバイルバッテリーを持たなくても良さそうで、実際に持つのを止めてます。
ただ宿泊するような出張のときはやはりACチャージャーが欲しくなるので、小型で良さそうなものを探してます。MBPもできるといいのですが。
来年はiPadオンリーでがんばりたい
今の所気になるところと言ったら、アプリによってはキー入力の変換候補が隠れてしまうことぐらいです。下キーを押せば変換候補がすべて出てくるで良いのですが、TwitterでTypoが増えてしまうので困り物です。
iPadですべてやろうとするのは結構エクストリーム感がありますが、最終の目的としてMBPを持つ体の負荷を下げる事を達成したいのもあるので、できる限り仕事できるように頑張ってみます。
結局限界を感じてSurface Goに鞍替えす可能性もありますが、それまでは使い倒せればと。(散財フラグではありませんよ