出かけても、ちょっと暇な時間でも、お風呂にいても、すぐにバイブコーディングできる環境を作りました!
今回はClaude Codeをいつでも触れるような専用サーバー環境の構築について紹介します。
きっかけ:からあげさんの記事が参考元
最初はからあげさんの記事を参考にmacで環境を作っていたのですが、とてもよかったので単独のサーバーで動かすことにしました。
バイブコーディング専用の環境として、特定のプロジェクト専用にしていますが、何でもなにかするようなフォルダを作って管理するのもいいかもしれません。
サーバー側の環境構築
基本ツールセットのインストール
まず、リモートアクセスとセッション管理に必要なツールを揃えます:
- Tailscale: セキュアなリモートアクセス
- Byobu: tmuxベースのセッション管理
- Mosh: 不安定な接続でも途切れにくいSSH
- Claude Code: メインのAIコーディングツール
- gh: GitHubからプロジェクトを簡単に取得
GitHubとの連携強化
gh
コマンドを入れてGitHubからプロジェクトを持ってきやすくしています。これで新しいプロジェクトへの切り替えもスムーズです。
MCP(Model Context Protocol)の活用
MCPも導入しています。ユーザーレベルで扱ってもいいですが、プロジェクトで定義した方が各プロジェクトで何を使っているか把握しやすいのでおすすめです。
現在は以下を活用中: - context7: 主要なMCPツール - Google Gemini-CLI: サーチ機能(あまり使わないけど)
クライアント側の設定
Android:Termuxがメイン
Termuxを主に使っています。最近Termiusも日本語が扱えるようになったので良さそうですが、操作感がやや独特な気がします。Termuxは日本語を入れるための入力機能があるのが良いポイントです。
Termuxのカスタマイズ設定
# OpenSSHのインストール
pkg install openssh
# Moshのインストール(接続の安定性向上)
pkg install mosh
SSH設定
.ssh/config
にホストの設定をして、鍵登録しておくと便利です:
# 鍵のコピー
ssh-copy-id your-server
ホットキー設定が超便利
Termuxのホットキー設定をカスタマイズして、F7キーを設定しておくとすぐにtmuxのコピーモードが使えるので便利です。Claude Codeの長い作業結果もこれで確認できます。
その他のクライアント
Termiusもmoshがあるので使えなくはないですが、個人的にはTermuxの方が使いやすいと感じています。
実際の使用例
日常の作業フロー
- プロジェクトで今週やりたいissueをまとめてもらう
- 普通に課題解決を進める
- バイブコーディング(AIコーディング)ではないタスクもClaude Codeで対応
意外に便利な機能
Claude Codeはコーディング以外の作業も得意です: - 資料調査 - WebFetchでの情報収集 - Gemini CLIとMCPで接続した検索
使ってみて分かった改善点
それほど文句のない操作感ですが、Raspberry Pi 3Bでは荷が重すぎました。メモリが1GBで少なすぎるのが原因と思われます。
おすすめハードウェア
- Intel N100の小型PC(x86なので扱いやすい)
- Raspberry Pi 5
- それに近いスペックのSBC(Single Board Computer)
Intel N100系の小型PCは特におすすめです。x86アーキテクチャなので互換性が高く、十分なメモリとパフォーマンスでClaude Codeも快適に動作します:
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その他試していたツール
Vibetunnel
Vibetunnelも良かったです。ブラウザベースで触れるターミナル環境で、macでどこでもバイブコーディング環境として使っていた時期がありました。
からあげさんのプロジェクト
こちらのプロジェクトも良くてサブで使っています。資料調査にピッタリだと思います。ここで作った成果物をどうやって別の環境に持っていくかを今後考えたいと思っています。
まとめ
ターミナルから操作できると、アプリより扱いやすいものだなーと実感しています。さまざまな作業を補助する時にピッタリなので、一つ用意しておくと便利だと思います。
特に外出先での空き時間やちょっとした作業に、すぐにアクセスできる環境があるのは想像以上に便利でした。皆さんもぜひ試してみてください!